荷田子峠より戸倉城山へ
| 檜原村境に近い乙津の荷田子から荷田子峠を経て戸倉城山へ登り、東麓の戸倉に下って大桜がある光厳寺を訪ねましょう。戸倉城山の名前は、中世の頃、浅間嶺越えの甲州街道を見下ろす要害の地に、甲武の国境の守りとして砦が築かれた事に由来します。光厳寺の大桜は、樹齢400年といわれるヤマザクラの大木で、例年ソメイヨシノの散った後の4月中旬が見頃となります。
城山までの尾根道に急なアップダウンがあり、城山からの下りも急で足場も悪く、短いものの侮れないコースとなっています。
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五日市駅より檜原方面へ行くバスに乗り、荷田子で下車。バス亭から少し五日市へ戻った荷田子交差点(左の写真)から南へ細い道路を進む。小さな白い道標のある交差点に面して飲物の自販機が並び、北側には公衆トイレもある。まん中の写真の地点、T字路の突き当たりの所から山道へ。畑の中を少し進むとイノシシ除けのネットがあるので、開口部右端の棒を持ってネットを開け、通過したら元通り閉めていこう。林に入ったら急登となり、一旦左へと巻いてからさらに急登すると右の写真、荷田子峠に着く。この写真は峠を臼杵山側から見たもので、写真奥の方向が城山への尾根道となる。 |
盆堀への道を分けて尾根沿いに行くと、左の写真のように樹林の切れ目から荷田子集落が見おろせる。急なアップダウンの尾根道を行くと、中程で祠のあるピークがある。檜原街道に沿った尾根道を、下界からの音、野鳥の声を聞きながら進む。
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なだらかな下りが続くと左の写真の峠に着く。峠より北へ下る道は十里木の交差点へ、南は盆堀方面へ不明瞭な道あり。峠からわずかに登ると送電線を2本くぐる。鉄塔下から見る戸倉三山の市道と臼杵や浅間嶺、馬頭刈山なども見える。 |
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鉄塔からさらに登り平坦な尾根道になると、上左の写真の分岐に着く。ここを北へ下れば西戸倉に至る。トイレの脇を抜けてひと上りで山頂に着く。上右の写真の様に五日市の町が見おろせ、一角には左の写真のかつての城の様子を示す看板もある。 |
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山頂からの下り出しは左の写真のような岩場(下から見上げたもの)で、その先も階段を交えた尾根筋の急な下りが続く。右へ盆堀への道を分けた先で、右の写真の、小さな道標看板のある峠状の地点から左へ切り返すように下る。ここの直下も岩場となっているので注意して下りたい。 |
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斜面を横切りだらだらと下っていくが、路肩のあまい所も目立つので気をつけて。光厳寺の建物が見えてくると、ほどなく境内下の斜面をゆるく登り返す。正面が開けると上左の写真、お寺の前の畑に出て、その奥に大桜が見る。左の写真が満開の大桜で、例年都心のソメイヨシノより10日から2週間ほど遅れて咲く。上右の写真は大桜より城山を見たもの。光厳寺から戸倉小の脇を抜けて戸倉バス停に出てバスで帰途につくか、沢度橋からさらに秋川沿いに五日市駅へ向かって歩いてもよい。秋川沿いの道については小峰公園から沢度橋コース案内をご覧ください。 |
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