3日目
体中が痛い 昨日のテニスに 参加・・・とまではしなかったけど ちょっとラケットを振ったせいか
頑張って日陰にいたけどやっぱり少々日に焼けたせいか
体の中身も表面も何もかも重くて痛い
窓の外はなにやらおどろおどろしい天気 みるみるうちに 海からスコールがやってくる
まさに 嵐!
ちょうど良く 今朝のテニスは中止だね 子供たちも起きない
だらだらしているうちに 9時になってしまいました
朝食は スコールのせいなのか それともいつもこの時間はそうなのか 混雑していて落ち着かない
オムレツ一つ焼いてもらうのにも30分も待つんです
今年も去年と同じホテルに泊まっているわけですが
実はこのホテルのメインダイニングが今年改装中で使えないので この繁忙期 朝食会場を二つに分けているのですが
まあやっぱりいろいろ 不自由なのでしょう
メインダイニングが改装中で使えないということも 事前情報でわかっていたことなので 文句は言いませんヨ
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とんがらし 的 朝食チョイス ビュッフェ会場中から 薬味になりそうなものを すべて乗せたワンタンメン(左) 朝食といえどもつまみっぽい(右) |
さしておなかもすいてないし 雨も上がったので 本日もまた 遅ればせながらテニスから始まります
昨夜光るイヤリングを渡した人と 何気ない会話も少々でき始めています
やっぱりきっかけって あったほうがいいですね
1時間半のテニスとあわただしいプールサイドの軽食を済ませたら 本日は テングザルウォッチングツアーです
実は 公式ガイド(?)にたのんで 日本人何組かで行くようなツアーは
10年以上参加していません 大体は 海辺でふらふらしてガイドを探すか 自力で行っちゃうんですけど
ここ 結構それ難しいようなので申し込んでみました 一人1万円のツアーですよ・・たかいわー
テングザルウォッチングツアー)
タンジュンアルホテルからサバ州唯一の鉄道のタンジュンアル駅まで10分
電車は 早朝 昼頃 夕方 の3本が出ています 夕方の電車は終点まではいきません
発車の大体の時間は決まっていますが なにしろ単線なもので
特に水曜日と土曜日は観光用蒸気機関車が運行されていまして
お昼の便は遅れがちだそうです
さて 私たちの乗る電車の紹介をいたしましょう
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もともとマレーシアがイギリスの植民地だった頃スズの採掘のために作られた列車だそうで |
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列車は 可愛い2両編成で 両端には運転席なんだろうかー やけにシンプルなちょっとした機械が ちょっこりおいてあるのです |
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おもちゃの電車のようなきれいな色に塗られてはいますが 近づけば穴が空いていたりするわけです 太平洋戦争の前から頑張っている電車と思えば 感慨はひとしおで クーラーがないのは当たり前です 走り出せば涼しいでしょうが とまってるとねー・・・暑いって言うか・・ 出発する気配すらないし・・・ |
遠くのほうから 煙が見え始めました
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お・・きたきた 観光用蒸気機関車だ 汽車汽車シュッポシュッポの世界です 立派に見えますがクーラーは無く 風通しもいまいちな汽車のようです |
蒸気機関車の撮影などしているとまったく走り出す気配もなかったおんぼろ電車が・・いきなり出発しそう!!
油断してると おいていかれるね
走り出してびっくりしたのは この電車たかだか 1日3本なわけで 線路には普通に踏み切りとかもないわけで
スタンドバイミーさながらに まあ普通に 線路を歩いている人とか 横断する人とか いっぱいいて
事故防止のために クラクションみたいなの 鳴らしっぱなしなんです プォ〜〜!!プップオ〜〜!!
到着までに耳聞こえなくなると思います
時速何キロくらいで走っているんだろうか・・もうちょっと走るのが速ければ音を後ろにおいていくこともできるんでしょうが
そういう速さではありませんね
こちらのそんな苦労はあまり意味もなく 線路を渡る人は 特に急ぐでもなく 割と大胆に普通に歩くわけで
車両の先頭は風通しのために普通に開いているわけですが
これ・・衝突したら その辺にいる人 とびだしちゃうんじゃないかなー・・とおもえるのです
習慣のなせる業というのはたいしたもので ぶつからないのが不思議な感じのニアミスを10回ほど繰り返して
![]() ![]() | 次の駅に到着すると 列車は現地の人も加わって 8割がたいっぱいになります 風通しのいい車内をドリアンの香りが吹き抜けます |
街中を抜けると 今度は牛に走行を妨害されます クラクションを気にしない分 人や車より厄介なわけで
牛の次はやぎ・・・ここまで来ると あーこれは ディズニーランドの ウエスタンリバー鉄道なんだ って思えてきて
そう思えると ウエスタンリバー鉄道って 良くできてるアトラクションですよねー
何が珍しいのかときどき線路沿いの家などから人々が手を振ってきます・・ 時折子供たちが石を投げてきたりもします;;
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車窓から見える感じでは 島全体の20%くらいは沼地での生活なようです 高床式の建物が多く 津波がきたら いっぱつでやられちゃうかんじですね ・・ってか すでに朽ち果てているかんじもするんですけど・・ |
それにしてもこの電車のゆれ は いい! なんともいいかんじのゆれです
加えて縦横無尽に吹き抜ける風 もう耳慣れた一定のクラクション 起きていろというのが無理
気持ちよさ過ぎ・・・・ 運転手さんおきてるかな・・・
突如として列車は 暗黒のトンネルに突っ込む
明かりのない車内はもちろん真っ暗で冷たく湿った風に驚いて目を覚ます
クラクションは恐ろしいほど響きわたり・・・何も見えない・・轟音・・セマイクライ;;
私はこのまま地底のどこか戻ってこれないところに連れて行かれるに違いないって思えました
その暗黒も 次の瞬間 御伽噺のようにぱーっと開ける
平原です・・・見渡す限り めりはり ありすぎだってば
眠気にもまして 車窓からの景色は あきません
1時間の乗車はあっという間で パパールの駅に到着です
パパールは小さな町ですが ケンタッキーはあります 宗教的にも 鳥が多いですから マックよりケンタが主流ですね
先住民のカダザン族はサバ州の人口の3分の1をしめます 彼らはキリスト教で 豚肉も食べるしビールもOKです
今回のテングザルの保護地区を管理しているのは
サバ州で 2番目に多い民族 バーチャウ族のむらです
バーチャウ族は 水上生活をし 農耕民族でイスラム教です
1日5回の礼拝( 5時半 1時半 4時10分 7時 寝る前)を行い豚肉を食べません
豚と犬は不浄の生き物なので ペットにももちろんしませんし もし 犬を触ってしまったりしたら
モスクにいって お清めをしなければならないのです
日本で高級ワンワン飼っているのなんて さぞかし 不浄にみえるんでしょうね・・・ かわいいのになー・・
かわりにといってはなんですが 猫を飼います いっぱーいかいます
農耕民族の主な仕事は お米作になります
年に二回の収穫をして 収穫時期は 5月末と年末 特に 5月の末は大収穫祭りになり
ここ サバ州で最もにぎやかなお祭りになるそうです それは お正月のような?・・・
街中を馬を乗り回しバンブーダンスとか・・・ 5月末のボルネオ面白そうですね
その時期だけ 収穫を祝っておさけが作られるそうです タバイと呼ばれる強いお酒だそうです
普段は売ってないそうですが まあ・・もちろん 入手して飲んでみました
韓国の農酒に近い味です
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←これは 油やしの木です ↓がその収穫した実です この実からとった油は主に食用に使われます パームオイルだねー 栗がムール貝みたいに生えたような グロテスクな実です |
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さてさて 今回のメインになりますテングザル 現地の呼び名は オランウランタン
これは以前 この辺 オランダ人にも占領されていたことがありまして
ここの気候はオランダ人には暑く いつも昼間っから びーるをのみ 顔を赤くして 鼻も大きくあかかったということです
さらに Tシャツの1枚も着ず 腹を出す有様はまさにテングザルそのものだったということらしいです
オランダ人の大きな腹に何が詰まっていたか知りませんが
テングザルの大きなおなかには バクテリアがいっぱいだそうです
雄も雌もいつも妊娠中のように大きなおなかを抱え バクテリアと共存しています
メスよりオスのほうが体が大きく メスの平均は10kほど オスは倍の20kほどだそうです
テングザルの主食は マングローブの葉なのですが
世界中に118種類といわれる マングローブのうちの78種類がここマレーシアに生息しています
このマングローブの中には 抗生物質を含むものもあり そういう葉を食べると
テングザルのおなかのバクテリアが死んでしまうので テングザルも死んでしまう
又 他のサルのように バナナなど糖分の高いものをたべると バクテリアの過剰醗酵でこれまたしんでしまう
とても むずかしいバランスで生きているのです・・・
しかもね その 少ない種類のマングローブの若芽だけしか食べないということで
ボルネオ島だけに生息しているというのも うなづける話です
ただいま1万頭くらいらしいですよ だいじにしましょうね
テングザルの天敵は ワシと ワニです
昼間木のてっぺんで寝ているボスざる(オス)は 夜は下に下りてきて寝ないで家族を守るようです
って・・ ワニ・・? いるってことね・・・20キロのサルを主食にするワニがいるってことよね・・・
そんな説明を受けながらたっぷり1時間半のリバージャングルクルーズをお楽しみください
聞き取り不十分により内容に間違えがあった場合は優しく教えてくださいm(_ _)m
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テングザルは いるのですが 鼻が天狗かどうかまではちょーっと 分かりませんでした
普通は性能のいいオペラグラスを用意すべきなようですね それと天候がいまいちでしたね
帰りの空港の絵葉書でお確かめください
最初の2枚はカニクイザルです 最後の2枚がテングザルなのですが
まあー古いデジカメで このくらいの写真が取れるということは そんなに遠くはないわけでたいしたものです
テングザルも珍しい生き物でしょうが やっぱり 触れるほどちかくを突進する水牛の群れ
日が傾くと50とも60とも70とも思える水牛が雄たけびを上げつつくんつほぐれつ私たちの存在なんか
まったく気にしないで自由に浅い川を渡りまくるわけです
岸辺に動く2Mほどあるオオトカゲのほうもあわせておへそがむず痒くなるような現実的でない恐怖感を味わいました
はーこれは ディズニーランドのジャングルクルーズなんだ 大丈夫なんだと 言い聞かせつつ
何の保証もないことも十分わかりつつ
虫除けのために着用している長袖長ズボンのうえに着用するライフジャケット 加えて湿気と猛暑
冷や汗なんだか普通の汗なんだか もうわけがわかりません・・・
船はエンジントラブルを繰り返すこと10数回 時にはオールを使い船底の引っ掛かりから脱出し
時には10歳にもならない子供が素足でスクリューに絡まった木欠片ややしの繊維をとり
それでも最終的に動かなくなった1艘をロープでつなげて引っ張ろうとしましたが
岸まで後150Mというところで船底がもうかんぜんに川底についてしまい 救助ボートの出動です
早朝の大スコールで引き潮が大きくなり しかも過積載で沈んだというのが真実なようです
良くわかりませんが たぶんこういうトラブルは毎回のことだと思います・・なんとなくそう思います・・
何しろ 戻ってこられたのがラッキーと思える リアルジャングルクルーズです
そういう意味じゃほんとディズニーランドってうまくできてるよなー まったくあのままです・・・
戻ってきたところで その場で マレーシアン家庭料理をいただけます
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| ミックスベジタブルの ナシゴレン? |
マレー風チキンカレー | 豆みょうのようなものの 炒め煮したかんじのもの |
身の少なめなカニの 酢豚みたいな |
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すべてを自分のお皿に盛り付けて ちょっと混ぜて食べる ナシチャンプルにしてみました |
| ゆで卵のサラダ | サテは鶏肉だけでした | 私のお皿 おいしそうオホ |
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これは デザートだったのですが バナナは2種類 黒いほうは完熟です バナナというよりはもう カスタードクリームのような甘さで それになにやら クリスピーな粒をつけて食べると あらふしぎ バナナタルトみたいな気分になるのです バナナであってバナナでない・・黄色く透明に熟した実は 指で押したような後も無く 洋酒の香りまでするんですよ・・・ 完熟樽柿のばなな版ですね いや・・くさってるんじゃないってば |
食事を終え トイレを済ませると
あそうそう このツアートイレは不自由です 水分の取りすぎには注意が必要ですが 水分取らないと危険です・・
さてさて ツアーもそろそろ終わりです
帰りは電車に乗らずそのままバスでホテルに直行なのですから
あーきっとクーラーがすごくきいていていすのクッションは良く ホテルまで2時間くらいぐっすり眠れちゃうんだよなーなんて
期待が高まっちゃうんですよ 悲しいかな都会人なんですね
でもそのまえにありえない真っ暗闇を何とか歩いてバスに戻るのですががむばれ・・足元は大変あぶない
・・・へ・・・ クリスマスツリー??
大きな木がちかちかと点滅します 秒間3点滅の蛍!
よくRPGの妖精の国で 木がちかちかひかりますが あんなかんじ
あー クリスマスツリーの原点はこれなんだーって きれいだ・・・
1年中 こうやって光っているそうです ここは 妖精の国
それでもおっかなびっくり バスへの道なき道を闇の中歩くわけですが
効果音っていうのかな なんかこう 野生のジャングルの音がいっぱいします
ジャングルって言うのはこういう音がするって言う まさにそういう音がするんです
ギッギッギッギ!! グェーッググェー!ポー チャカチャカチャカ・・・あの声たちの正体たちは果たしてどんな姿なんだろう
きっと血走った赤い目でどす黒くやみに隠れる大きな体を持ってこちらをじーっと見ながら
鋭い牙の間から細長く緑色の舌をチロチロとのぞかせ 私たちの隙をうかがってるにちがいないー(T T)ダジケデー
到着すれば バスもまた闇の中・・・はー気持ちよく涼しく安全で ホテルまで 2時間の熟睡タイム
このツアーはすばらしい!★★★★★
人間関係に疲れたり あまりに単調な日常に心が病んだりしたときは
今まず生きている偶然と緩んでふやけた自分の身を守る本能に直接響くこのツアーをおすすめします
ホテル到着は10時
部屋に戻ると ドアにメッセージが挟まれていました
小田急トラベルからです
丁寧なお詫びの文句の後 最終日に オラウータンツアーとれた とのこと あっぱれ!乾杯!
でもなー また 今日くらい危険だったら・・私の精神はもつだろうか・・・?
見事じゃ!!おやすみなさい
そして またまた 朝はやってくるの → GO