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1.坑口前の山道と草に覆われたズリ 2.マンガン鉱山群が点在する山々 他にも明間・四道・板ヶ谷・宇和など数多くの鉱山があった地域である。昭和40年頃には、乾電池のマンガンとして全国シェアの3分の2を占めていた。山を歩けば黒いマンガンが至る所に落ちていたという。今は稼働している鉱山は1つもない。小学校近くにお住まいだった御年90歳の元坑夫の方がこの場を案内してくれた。ズリが残っているが、ジメジメした地中に長期間埋もれていたためまともな鉱石はない。たまたま自宅玄関に飾ってあった大きな鉱石を下さった。とてもうれしくて何度もお礼を言い、それからずっと大事にしている。直径20cmもある見事な葡萄状鉱石であった。鉱脈中心部のコアという部分からはぎ取ったそうである(A氏談)。 |
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