コンテ5
2018/4/30
愛媛の鉱山跡
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双葉鉱山
双葉鉱山
場  所  鬼北町(日吉村)
鉱  種  水銀
稼働期間 江戸時代〜昭和28年
鉱業権者 双葉鉱業
備  考  坑口は2ヶ所とも埋没
       水銀鉱山は四国で2ヶ所しかない

1.長閑な里山に鉱山跡があった
 

2.下部鉱床の坑口があった斜面
 

3.上部鉱床の坑口があった畑の跡
 

4,とても小さな小さなズリに拾える物はなし
 


 対岸の地権者に許可を得て、山菜を植えている畑に入らせてもらった。黒い頁岩(けつがん)からなる地層が走っており、薄く剥がれやすい石の中に辰砂の結晶が胚胎されている。水井鉱山産の辰砂は鉱脈か粒子状であるが、ここは小さなサイコロのような赤色またはやや赤紫色の結晶が見られる。北海道の旭水銀鉱山の物に近い。
 地権者の話では、愛媛県の大学や大洲市のマニアがとっていったのでほとんどないだろうとのこと。ごく狭い範囲しかないズリを3時間もかけてじっくり探して、ようやく2標本を得られた。今日ではほぼ絶産したものと思われる。



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