コンテ1
2021/2/14
鉱物の産地
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雨滝山・火山(香川県津田町)
雨滝山(香川県津田町)
 登山道沿いの風化した安山岩に黒いザクロ石の結晶が含まれる。この産地の物は透明感があり、粒子は不定形に見えるが基本的に十二面体である。また、透過光により赤味を持つ。
 母岩は白っぽい灰色または褐色ないし黒褐色で、ザクロ石が散在している。サイズは1〜8ミリ程度で、1センチを超えるものは稀である。山肌の岩体は割れにくいので、道すがら落ちている転石を拾うとよい。要ハンマー。
 この山の山頂には城跡がある。また、山体を自動車道が貫通している。道の駅「津田の松原」で休憩できる。なお、隣接する「火山(ひやま)」でも同様のザクロ石を産出する。

1.雨滝山の登山道
     

2.斜面からの転石(黒い粒がザクロ石)
 

3.火山の南斜面
 

4.火山の登山道は荒れている
 



 雨滝山と火山は同じ地質なので、同様の岩石や鉱物を産出する。ザクロ石以外に沸石など見られる。白色皮膜状や黄色の粒状、角張った結晶などバラエティに富む。高松平野周辺の山々にこうした沸石多く、サイズはかなり小さい。束沸石・濁沸石・菱沸石・ステラー沸石などある。
 登山道がいくつかある。西教寺奥の院などから山頂へ行ける。



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