コンテ1
2016/12/29
鉱物の産地
地元の人に従って行動しよう!
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室戸岬(高知県室戸市)
 四国南東部に位置する岬で、徳島市から車で4時間、高知市から車で2時間かかる。特に東洋町から室戸岬までほとんど信号もなく、東側に黒潮香る太平洋を眺めながら快適なドライブが楽しめる。太平洋からのプレートが沈み込むとき、そのプレートの一部が四国を形成する四万十帯の基盤にくっつく。これを付加体といい、三波川帯や秩父帯では見られない岩石が目に付く。
 砂鉄を含んだ黒い砂や小石と白いサンゴが目立つ。鉄丸石という内部に鉄を含んだ重い石が転がっている。また、海岸沿いの石英脈には水晶が見られる。国定公園全体がジオパークになっている。 

1.突端の駐車場から見える地質の境目  
 

2.タービダイトと流れ着いたサンゴ


3.元海岸からみた室戸岬全体



 ダービダイトとは海底堆積物であり、砂岩と泥岩が互層になって級化層理(縞模様)が発達した地層をいう。岬突端に駐車して亜熱帯植物の間を歩けば、そうした地層を見ることができる。また、その中に白い石英脈が走っており、透明度の高い水晶や白または緑水晶などを含むこともある。岬の西部に広い砂浜があり、車椅子でも海岸に降りられる。子どもと波打ち際まで行って、貝殻や水晶を拾った人もいる。また、流木を拾ってアートを作ったり、花を植える鉢にしたこともある。
 ただし、ここは国定公園内であり基本的に採集は禁止されている。小さい物をちょっと拾うくらいは大目に見てくれるが、景観を損ねるような穴を掘ったり岩を割ったりするのは控えて欲しい。


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