1.サイトを立ち上げるまでの理由
僕は電子関係の仕事をしていましたが、今は家業を継いで店をやっています。朝から仕込んで昼には開店、深夜まで営業ってなかなかハードです。その合間に不定期にやってくるメールを処理したり返事したり、気晴らしに山や川や海に出かけたりしてます。このHPの更新も押し付けられてます(笑)が、なかなか時間が取れないのが現状です。
鉱物や化石の採集を始めたのは卒業してから何となくでした。初めて免許取って実家の車を走らせ、上勝の化石産地に足を向けました。そこで、梅林石とかヒスイとかを探しに来てた年配者(おっちゃん)たちに会い、トリゴニアや石炭を拾いました。そのときに黄銅鉱が入ってる石灰岩を拾いました。小さくてもきれかったです。しかもこの場所で初めての発見でした。こんなことがあって、僕や友人たちも石採りの世界(ワールド)に魅了されたんです。
おっちゃんたちばかりにいつも場所調べ・石調べを負担させるのが気の毒なので、ネットを見て質問できそうなWEBサイトにメールしました。返事戻って来ません。届いてないかと思ってもう一回しました。やっぱり戻らない。一週間後唐突に返事来ました。「徳島のことはわからないし、そっちに興味はない。(君と)付き合っても仕方ないから。」本当にそっけない答えでした。初心者で年下だから軽くあしらわれたみたいです。
それからしばらくは他のHPにメールするのがイヤでした。また同じような失礼なこと言われたらイヤだな。うつうつしてると、店の馴染みのお客さんが石採りしている知り合いを紹介してくれました。その人が店に来てくれていろいろ話してるとかなりの経験者らしい。産地の探し方とか心得とかいろいろと教えてもらいました。それから某鉱山跡に行って、県内唯一の輝安鉱をゲットできました。
僕から他のHPへの質問メールは止めたけれど、興味はあるからいろいろなHPを見ています。断片的な情報ばかりだけど参考になります。もともと情報分析をやってたんで、細かいピースつないで使えるデータにするのは慣れてます。おかげでいくつか新産地を見つけることができて、遠出して楽しむことできるようになりました。
多くのHPを見てるうちにヘンな点に気づきました。鉱山跡って他人の私有地のはずですが、勝手に入って石採って売ってる人たくさんいたんです。どこで何を見つけていくらで売れたってブログに自慢そうに書いてました。それって「盗掘」でしょう。産地の訪問記で有名なHPでも勝手に採るのが当たり前のよう書かれてるし、そうして採った(盗った?)石がネットやリアルショップ、大手主催のマーケットやフェアで本当に売られてます。
以前にそんな問題点を指摘したHPがありました。ところが、しばらくしてそれがアクセス不能になりました。どうやら閉鎖させられたみたいです。他のブログの記事見ると、大勢がよってたかってそのHPを攻撃し閉鎖に追い込んだことがわかりました。有名な某団体主宰とか団体幹部とか、またその周辺がHPをののしっていました。そのなかには大学や高校の先生とか、大手病院の医者とか、大企業の役員とか、社会的地位のある人が多数います。他にも、迷惑メールを周辺にまき散らしたり、他人の秘密を漏らしてあざ笑ったり、意見の違う会員を仲間外れにしてるモノがたくさんいることがわかりました。
それに対して僕が感じたのは「怒り」でした。いじめをやめようと言うべき大人がいじめをしてるし、自分たちの悪い行為を正当化しています。具体的には地権者に無断で採集したり、勝手に石販売したりしていて、こんなのは大人としても社会人としても、また親としてもやってはならないことだと思いました。そういったモノから被害を受けた方が何人もいます。怒りと悲しみと悔しさをため込んでそれを訴えてきます。僕らは彼らのその気持ちよくわかります。そこで、友人や仲間たちと協力して情報収集を強化し、いろいろなトラブルを公開することにしました。もちろん複数のルートからその内容が正しいかどうか裏付けもきちんととります。
石の初心者や地権者への注意喚起と啓発のため、今までとりまとめたいろいろなことをここに記します。これから始める人たちに僕らのようなイヤな思いして欲しくないからです。一方で、あまりにやり方がひどい者には容赦しません。目には目を、歯には歯を、アクにはアクを・・って○○のセリフそのものなんだけど、この時代風に言えば「倍返し」かな。これで無法な行為をする者たちが少しは大人しくなることと、連中から被害を受ける人が減ることを期待します。 石採りする活動が高尚な趣味として市民権を得ていた時代に戻したいと切に思っています。
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