あわ〜ストーンU

いしにっき

 ここには、石の活動で僕らが体験したり見聞したダークな出来事を書いてます。「気ままに訪問記」が光明のような内容なら、この「いしにっき」は暗闇の部分にスポット当ててます。これらは単なる悪口ではなく調べた事実を述べてるだけです。もしブログやBBSで意見述べるおつもりなら、きちんと内容全部を読んでからにして下さい。また、これから始めるビギナーの方や地権者の皆さんにはぜひ読まれて、これらの事件に巻き込まれないよう注意しましょう。
 なお、アルファベットとイニシャルは必ずしも一致するとは限りません。また、ここに登場する複数の呼名が同一人物または団体や業者を指すこともあります。
7.いろいろなトラブル(研究機関)

1.露頭盗掘を観察中
 同じ団体や研究室にいる人でも不法採集・販売・収集に対するとらえ方は様々です。別に誰にも迷惑かけてないから問題ないじゃん・・って言い放つ者いるし、所属団体の名を利用してとってきた石を罪悪感なく平気で業者に売ってる連中もいます。また、業者や先輩にそそのかされてその道に足踏み込んだ人もいます。

 四国の某大学のFさんによると、最近先輩の羽振りがよいのでどうしたのかと思ったら、ナントカ山へ行って石とって出入りの人に売って儲けてるそうです。県外にも遠征してるらしくて直接ショップに卸すときもあったみたい。その先輩にとってコレクションは増えるし金ももうかるし気分良いでしょうね。
現地では○○大学などと名乗り信用させて、調査研究と説明して石とりしてます。

 Gさんの話はもう少し複雑で深刻です。地元のWさんが自分が見つけた○○石の露頭を案内してくれました。同行者は研究室の先生や院生などでした。すると、その院生が晶洞の前に立ったと思ったら無言のままいきなり岩を崩してしまいました。呆気にとられたWさんが見てるなかでほとんど採り尽くしてしまいました。この遠慮会釈もない行為に居合わせた人は皆とても不快でした。しかし、肝心の地学の先生はというと何も注意しませんでした。ということは、最初から院生と暗黙の了解があったということですね。後日それらは院生の仲間に配られ、研究室出入りの会員業者に売られたとのことです。そして、その院生とやらは九州のの某大学で何やら学んで、今度は社会人になってやらかしてます。HPの更新はないですが・・。

 
ある有名HPは産地訪問したことをいっぱい載せてますが、そことつながりあるショップでその産地の石が売られてます。例えば、徳島で一番有名な山の採集禁止場所に行って露頭見てきたとだけ書いてますが、その数か月後にそこの石がHPの仲良し業者の販売リストに載ってるんです。僕の友人たちと協力して他の産地の石の場合も同じように照らし合わせてみると、そのHPのコンテ公開から業者のリスト入りまで待ち時間は平均3〜4ヶ月くらいでした。多数の例があるのでこれだけでも疑惑を持つには充分です。どうやら某ブログに対し地元にコネがあるのは卑怯だとののしってたHPの方のようですが、こっそり業者に販売させて手を汚さずにのうのうとしてるご自身はどうなんですか。

 ただ今メンバーが数年前から四国内の露頭数ヵ所の経年変化を画像で記録中です。テーマは、「
不法採集者によって露頭がどれくらいの速さでなくなってきてるか」です。そのうちの1つの調査結果は眉山緊急速報!をご覧下さい。


2.何のため研究してるか(金儲けか、産地を荒らすためか)
 マニアや業者が欲しがるモノと言えば石そのものと産地情報です。この2つはこのワールドでは生命線でありLPなんです。情報を入手する正当なやり方は「あわ〜スタイル」に書いてるけど、ちょっとズルイのが車の後を付けるとか他人のカキコを盗み見るとかハッタリをかますとかです。もっとズルイのが研究室から情報を仕入れ、発表前に産地行って石とってしまうことです。

 
研究機関の先生が研究会なんか主宰したり、そこに業者が加入したりすることあります。それ自体は悪くないですが、本当の目的は情報交換してより早く入手するためでしょう。そして、石を独り占めしてしまうンです。業者の目的は研究のためじゃなく独占販売のためだから。

 例えば、
ある研究員(性能検査を怠って業績を傾けた赤い菱形の会社員になってる)が○○マンガン鉱山の研究がてらに大量の稀産鉱物をとり、出入りの業者に販売させたことあります。あらゆる角度から調べると、業者から見返りに他の石もらったり費用の支援を受けてるようでした。さらに、業者は学生にも近づいて話を持ちかけ、石とって来させて集めてます。学生にとってもよい小遣い稼ぎになり、研究を兼ねて一石二鳥になってます。ここまでくればもうズルイとかいうレベルでなく、研究室ぐるみで違法な行為してます。

 
彼らは自分がとってきたんだから自分の好きなようにしてよい・・って思ってるようですね。でも研究機関名乗って相手信用させてるなら、その採集物は名乗った機関に所属するモノではないですか?研究費使って巡検してるなら尚更です。そこの学生や職員が自分のフトコロ肥やすために石とってるなんて知れたら、地元感情が悪くなりませんか?土地を荒らされてる人なんかは大学や研究機関に不信感持ってます。その責任はこのようなことを仕出かした学生だけでなく、それを監督すべき大学当局や研究機関の長や先生にあるんです。学生が勝手にやったこと・・と言ってトカゲのしっぽ切りしようとしてもそうは行きません。

 
地権者の方に申し上げます。自分の山にもしどこかの大学や研究機関を名乗る者いたら、必ず所属と名前と目的を尋ねてください。そして必ずそれが本当なのかTELして確認しましょう。もし名乗らず石を持ってたらすべて廃棄させましょう。また車のナンバーも控えときましょう。悪態付いたり指示に従わない場合は、問答無用で警察や役場などに通報してください。なお、○○研究会とか名乗る団体は大学と関係ありません。個人的なサークルなので大学を名乗る者同様にもっと注意が必要です。
 一方で、個人で鉱物や化石の研究してるまともなアマチュアもいます。そういう人はきちんと自分の名前が言えて、本当の連絡先も提示できて、正直に理由を説明できます。そういう人だけは信じて山に入れてあげてください。


3.金のなる石は放さない
 研究費が削減されてどことも苦しい予算配分が続いてます。学生が減って文科省からの補助金も減って青息吐息の状態です。某大学で先生やってる知人が嘆いてました。薬学系とか工学系はスポンサーから援助してもらいやすいみたい。企業が大学等に出資して産学協同で有益な研究させて見返りをもらう。しかし、研究する内容によってはスポンサーが付かないことあります。

 地学系では新しい鉱床の発見とか地滑りなど自然災害の予知とか、人間生活に深く関係する事柄にはそれなりの予算付くみたいです。でも岩石の成分がどうとか新鉱物の発見がどうとの言っても、それが何の役に立つでしょう。元研究者として、
基礎研究の大切さは充分わかります。しかし、それが稀産鉱物コレクターを満足させるだけなら意味ないような気がします。

 Hさんによると、岩石や鉱物見つけて遊んでいるより地質とか地層とかの研究をした方が為になるって・・ある地学系の学者が言ってたそうです。石にのめり込んでるコレクターに申し訳ないけど、珍しい鉱物が見つかっても僕らの生活には関係ないです。粉みたいなモノが高値で取引されたっても、ちょっと話のタネにしかなりません。逆に、そんなモノが高値で売れるから不法採集者が巷にあふれて産地に押しかけ、業者が違法と知りながら買い付けるといった構図ができてしまいます。

 
研究室のメンバーの管理なんてできてません。大学とか有名団体の名を使って産地侵入して石とって、それを業者に転売して儲けても注意する人はいません。Jさんの話では売った石のお金が研究費になってるそうです。スポンサーが付かずカツカツでやってるから、仕方ない面もあるんだって言ってました。小遣いの少ない僕としては、多少同情すべき点もあるかと思います。でも相当な金額が研究室でなく個人や業者のサイフに入ってるのはどうしてですか?

 
名目が何であろうと勝手に石とって売りさばくなんてダメです。しかし、現実にそれやってる人いるンです。他人の物を盗らない。他人の権利を尊重する。連中はそういった大事なことを守ってない。それを見て見ぬふりしてる同じ団体仲間も同罪でしょう。僕らを批判する前にそちらの団体ですることあるんじゃないですか?また、本まで出してるHPやブログなんかでこの内容を「雑音」扱いしてますが、問題の本質がわかってないような「頭の良い人」たちに、健全な石採り活動を期待するだけ無駄なんでしょうか。

 また、地権者自らが石売ってるとこあります。自分の所有地だったら問題ないけど、それに味しめて他の産地のも売ってます。研究室と深く結びつき、学生らに石とって来させて買い取りそれを転売して利潤をむさぼる。売り上げの一部は研究費として納めるから先生も否とは言わない。いや言えないでしょう。

 
昔に寄贈された標本を廃棄処分という名目で業者に売り飛ばすとこもあります。メンバーの知人のとこに、中国のある業者から「あなただけに某研究室から入手した石をこっそり販売するので他には黙っててくれ。」とお知らせが来ました。有名な故人が採集した物で誰からもらったか、どういう経緯かなども記されていました。かなり高価でしたが証拠品に使えると思って入手したそうです。最近その業者は大人しくなったみたい・・と言ってましたが、僕とこで調べると地下に潜って同じことやってます。


4.レア鉱物?産出量もレアだけど何の役に立つの?
 研究費が削減されてどことも苦しい予算配分が続いてます。って、03と同じ文言スタートだけど内容は違います。ショップと関係ある研究室の予算が減らされたというありがたい話です。悪質な業者と関係してる大学研究室に網張ってたんですが、そこから終了間際(まだ終わってないけど)のお知らせが届きました。

 地元や他県の鉱山跡から新鉱物が続々発見されて、その情報売って儲けてた研究室や鉱物売って儲けてた業者がいます。四国だけでも旧名愛媛閃石や桃井柘榴石、高縄石、三崎石、高根鉱、ストロンチウム緑簾石、ストロナルシ石など、愛媛や高知の産地が壊滅状態です。研究室から早々と情報を得た業者やマニアたちが根こそぎ奪い、それをネット販売して儲けてる。自分の分だけならとやかく言いませんが、他者の所有地に入って黙って盗って売ってる犯罪です。それを
教育機関が後押しやってるっていったいどゆことなのか?EのMとかOのSみたいに定年になって退職して逃げたヤカラもいるけど、そうは問屋が卸させません。

 しかし、そういった蜜月も長続きしませんでした。粉みたいな物に何万の値を付けて売ってた業者と関係してた近畿中四国九州の研究室の予算が削減されました。理由は・・端的に言って役に立たないと判断されたから。だって、いくら新鉱物を発見しても発見者がこの狭いワールドで名前売って石売って金儲けしているだけだから。ネオジム見つけたとか、セリウム見つけたとか言っても採掘できる量は全くない。ごく一部の関係者だけしか利益得ないような研究に価値なし。冷や飯食わされて当然と思ってます。

 そして、そのような結果を引き起こしたのもMとかOたちの責任です。今までの行為により信用を失ってますから。



 


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Last updated: 2019/8/27
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