パラオへ(FEB/'99)

パラオに一週間行ってきやした。パラオってどこでしょう。ミクロネシアといわれる地域、グアムの南西にあります。日本からの直行便は無く、グアムまで2時間30分、グアム空港で数時間ダラダラしたあと、そこからさらに2時間のフライトが必要です。コンチネンタルミクロネシアは全席禁煙、グアム空港もたった一ヶ所のバー以外全面禁煙、ケーッ。

空港
200余の島からなる、ちっこくて沈みそうなパラオ共和国の空港(←)は、なんともシンプル。タクシー乗り場なんてありません。でも私たちはちょっとした手違いからホテルの送迎車に乗りそびれ、白人旅行者が呼んだタクシー運転手に救われました。タクシー料金は交渉制ですが、ほぼ言い値でOK。

落ちた橋落ちた橋
これは落ちた橋。'96年に、空港のあるバベルダオブ島と、唯一の町があるコロール島を結ぶこのKBブリッジが突然崩壊しました。死者一名。いまだに車が埋まっています。この横で子供たちが無邪気に泳いでいました。

シーカヤック鳥に襲われたまっすぐ進まんぜよ
パラオといえばダイビング、といったイメージがあるようですが、ダイビング以外にも遊びは山ほどあります。たとえばシーカヤック。川のように静かな海を、ぜったいに転覆しないと保証されたカヤックでのんびりクルージングしました。すれ違うボートもなく、聞こえてくるのは鳥のさえずりとオールの音だけ。戦跡だけに、海の中に軍機が沈んでいたり、山の中に人が住んだ形跡のある洞穴があったりします。水の中にドボンと落ちると、カラフルな珊瑚と魚たち。シーカヤックツアーは本当におすすめです。日焼け止めは忘れずに。
(中央)繁殖期の南国白尾鳥に攻撃されました
(右)マングローブの中を進むのは、なかなかむずかしかったです
パラオ松島よく食うことだ
でっかいヨットに乗って、釣りにも出かけました。「パラオ松島」とはよく言ったものですね。結果はボウズ。船の上で焼いてもらったバーベキューをグワグワ食べて、午後はシュノーケリングです。
バーベキュー焼いてくれたおじさん魚たくさん
食べ残しを海に撒くと、コワいくらいに魚がよってきました。船長(写真のおじさんではない)は私が泳いでるほうにばかり、ワザとエサを投げてくれました。ナポレオンフィッシュは骨が好きだということを知りました。
悲しい彼と
同じ魚ばかりで飽きたので、シュノーケリングはほどほどにして、船長の悲しき身の上話を聞いておりました。日本に長期出稼ぎ(遠洋漁業)に行っている間に奥さんが浮気したこと、それが原因で離婚したことを、彼は泣きそうな顔をして話しました。その日の夜、一緒にカラオケに行こうとさんざん誘われましたが、返事を出さずに船を下りてしまいました。

うわーいコウモリだぁちょっとドッキリギャオーッ

click!!
さてさて、私の密かなパラオ行きの目的は、フルーツバットを食べることでした。食べたのはコロール市街地北にある「どらごん亭」。店主も客も日本人なので、日本の居酒屋にいるような気がしました。パイ生地をサクサクと割り落とすと、ドドーンとフルーツバットが丸々一匹。隣の席にいた女性二人が「写真とらせてー!」と叫びました。肉はハッキリいってまずかったです。ケモノ臭くて、味が濃くて、酔狂の域を脱しませんね。それでも極めて酔狂人である私は、脳みそも舌も内臓もすべていただきました。スープは合格。あぁ合掌。

ショッピングセンターというよりスーパーマーケットここは日本か
コロール中心部にあるWCTCショッピングセンターに行けば、日本の食材はなんでも揃います。キリン・アサヒ・サッポロビールだって売ってます。ついでに、たとえばシティーカードなどの海外ATM対応カードを持っていれば、米ドルだっておろせます。

ホテルの部屋からホテル敷地内の小山の上から

夕焼けの美しさも、南国の魅力の一つでしょう。こればっかりは他人が撮った写真を見てもしかたないことです。

おともだち

おまけ。
パパイヤ(左)とバナナ(右)の、すばらしきツーショット。

観光情報はめんどくさいので書きませんでした。どこぞのサイトかガイドブックを参考にしてください。


←アQ小旅伝に戻る

go home