現代若者事情

シンデレラタイム、って知ってますか?
沖縄の街角によく「シンデレラタイムを守ろう」という看板が立っています。これは、夜の0時までに家に帰りましょう、ってことです。
沖縄では若い人たちの深夜徘徊(この言葉もどうかと思いますが)が問題になっています。実際、県内のいたるところで、深夜に子供(とは、小学生から高校生までかな)がフラフラ歩いているのを見かけます。

質問をもう一つ。
イチャリバチョーデー、って知ってますか?
これは、行き会えば兄弟、つまり、袖すりあえば兄弟よ、ってことです。
沖縄の子供たちは、自分の家だけで育つものではありません。数多くの親族の家はもちろん、同級生の家、たんなるご近所の家、知り合いの家、親兄弟同志が友達の家、いろんなところに我が家同然の場所があって、そんな中でワサワサッと育っていきます(もちろんこれには家庭や地域によって差異があります)。
こういう土地柄ですから、子供が「ちょっと出かけてくるねぇ」と言っても、別段気にとめない親御さんがたくさんいるようです。
しかも、かーちゃんガンバル南国の地ですから、母は働いています。子供を持った普通(という表現にも不適切な点があります)の母親が、クラブやスナックで働くのは当たり前です。だから、昼も夜も外食という子供がたくさんいます。

話に脈絡がなくなりますが、本島中部のある町のある店では、いつもトロンとした目で床に腰をおろしながら、タバコをふかしている小学生がたむろしてました。あるとき彼らと意外な場所で出会ったので声をかけると、これから○△小学校に決闘しにいくんだ、と意気込んでいました。
本島と宮古島で、中学生のひったくり集団がつかまったという記事を、ほぼ同時期に新聞で読んだことがありました。
以前住んでいたアパートには、20代前半の子持ちカップルが住んでいましたが、その部屋にはいつも夜中までレゲエの音が鳴り響いていました。

(話題を少しかえて・・・)
沖縄には子供がたくさんいます。うれしい光景です。いつでもどこでも子供が遊んでるなんて、こんな楽しいことってありませんよね。
それでも、沖縄県の離婚率はほぼ毎年全国一だそうです。ということは、毎年たくさんの母子家庭、父子家庭が生まれてるってことですね(実家に戻ることが多いので、さほど深刻ではないようですが)。

ところで沖縄の若者たちは、南国のおおらかさも手伝って、子供を早く作ります。何のデータもないのですが、個人的には「デキちゃった結婚」が全国一多いのでは、と思っています。
親にナイショで子供を産もうとしている10代の女の子にたのまれて、一緒に産婦人科に行ったことがあります。そこにも多くの若い子たちがいました。当人たちも病院側も、それがしごく当然といった風でした。

だからどうだ、というわけではありません。
物価も安いが給料も安い沖縄のこと、生活を楽にするためには、かーちゃんが働かなければなりません。そうなれば、しつけや教育が二の次になることだってあるでしょう。
沖縄から搾取してきたのも、沖縄をアメリカに差し出したのも、日本国です。
沖縄の若者たちが、自分を見失うことなく、夢に向かって突き進んでいけるようにと願うばかりです。

☆就職難も、どーにかならないものかなぁ?

(偏見、駄文にて失礼いたしました)


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