大口通
大口通商店街
あけぼの通り
あけぼの通り商店街

大口
〜六角 蛸太郎氏からの寄稿〜(1999年)

[MAP]
[公式サイト]



 大口といえば、その昔、ショーケンこと萩原健一が在籍していたGS「テンプターズ」のドラマー、大口ヒロシを思い出す(のはきっとオレだけだろーな)。大口ヒロ シのかみさんは真行寺君枝で、そーいえば最近とんと名前を聞かなくなったですね。
 大口ヒロシとこれから紹介する大口商店街とはまったく無関係だが、大口ヒロシ・ 真行寺君枝夫妻同様、往時に比べてちょい斜陽気味の大口商店街は、JR横浜線 ・大 口駅前から、国道1号線をまたいで京浜急行・京浜子安駅まで、約1Kmの間に100店舗 以上の商店がひしめく規模の大きな商店街だ。
 国道1号線から JR 大口駅側が「大口通商店街」、京浜子安駅側が「大口一番街」 、さらに大口通商店街のほぼ中央から直角にのびている「あけぼの通り商店街」を含 めて大口商店街と呼ぶ。神奈川区では六角橋商店街と並び、二大商店街のひとつとし て賑わってきた。




鷲の湯
「銭湯 鷲の湯」

モンモンのお兄さんと一緒に風呂に入れるかも・・・。
サウナ、ジャグジー、露天、駐車場あり。朝9時から営業。

 魚など生鮮食品が安い! と近隣地区の主婦たちのあいだでは評判。
 というのも、このあたりの臨海地区はそもそも漁村だった場所で、なかでも子安浜 (現・新子安付近)は明治以降すすめられてきた横浜再開発の影で、最後まで漁民が 生き残っていた場所。寿司ネタとして知られている"しゃこ(車子)"などが掃いて捨 てるほどよくとれたと聞く。その子安から国道15号線に沿って横浜駅方面に向かえ ばすぐに神奈川の横浜中央卸売り市場があるという土地柄である。大口商店街はいわ ゆる江戸前(厳密には江戸前と呼ばないかな?)の魚の集積地の隣の商店街だったと いうわけだ。
 漁村に近いということは、ガラもわるい。銭湯に行けばモンモンのお兄さんたちが 並んで身体を洗っている光景を目にすることもある。普段めったにお目にかかれない 豪華絢爛なモンモンをウォッチングできるのは下町の銭湯ならではの楽しみだ。ガラ はわるいが、気っ風はいい。閉店間際にいけば、オマケしてくれるお店が多いのもこ のテの商店街の魅力である。そんな時は「おにいさん、色男だねぇ」くらいの声はか けたいものだ。


大口一番街  話は横道にそれるが、オレが中学生の時、生まれて初めて殺人事件の現場を目撃し たのが、大口商店街の子安サイド・大口一番街で、このエリアは昼間でも少しやばい 感じがする。京浜子安駅に近づくほどディープ度が増す、横浜ゲットー・エリアのひ とつである。ちなみに、初めてカツアゲをくらったのが伊勢佐木町商店街の裏で、ア ンパンをくらったのが地元六角橋商店街の路地裏でのことだった。
 近くの新子安には元・ニッサン、現・横浜Fマリノスの練習グランド、クラブハ ウスがあり、選手たちが用事を済ませに来ることもあるらしい。友人の母親が、城選手が靴の修理に普段着で来たところを目撃している。川口選手は呉竹寿司でフォーカスされた。この地区出身の有名人といえば、オウム真理教の大蔵大臣だった石井久子(白幡西町)、連合赤軍の永田洋子(菊名なので厳密には大口エリアとはいえないが、横浜線で隣の駅)など、豪傑な女性の名が浮かぶ。


大口商店街おすすめの店

餃子の寺尾屋

餃子一人前140円!「餃子の寺尾屋」

店内でも150円で食える。ラーメン300円。

能登屋本店

練り物専門店「能登屋」

神奈川区から東急沿線に多くの支店を持つ能登屋。
ここが本店。

ラッキー模型

模型専門店「ラッキー模型」

豊富な品揃えでマニアに定評の模型屋。

お好み焼き屋 品書き

27年間お好み焼き一筋。屋台のお好み焼き屋
大口駅近くのユニー・ストアの裏。





豪傑管理人の思い出


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