今年のクリスマスは、私達が一つの共同体になって初めて迎えた大きなお祝い日であり、記念すべき日となりました。
 丁度、一ヶ月前に札幌の小野幌教会の信者の皆様と別れを惜しみ、
既存の室蘭修道院に隣接した所に引っ越して参りました。
本部修道院を室蘭に移す作業は大仕事ではありましたが、皆様のお祈りに支えられて、なんとか落ち着くことが出来ましたことを心から感謝申し上げます。
                 
 これからは、東室蘭教会の信者の皆様をはじめ、近隣の教会の方々と会う機会も多くなりますので楽しみにしております。
引っ越しに際しては、実に沢山のものを手放さなければならないことが多く痛みもともないましたが、札幌での30年に渡る日々に止まらず、東京、
清水沢(夕張)での共同体の歴史も思い出しました。
 室蘭は私達共同体にとっては50年近い関わりのあるところですが、新しい気持ちで姉妹同志支え合い、修道生活を通して神様のお望みになる働きをしたいと思います。

 今年はいろいろな意味で、節目の年となりました。4月30日に帰天したSr.アスンプタ上村のことは折にふれ思い出すことが多く「一つの共同体になったら」と沢山の夢を持って、次々とアイディアを語ってくれたことが忘れられません。

 皆様が室蘭の水元に来られることがありましたら、どうぞお立ち寄りください。
春にはうぐいすの声が聞こえる水元町です。

「山と丘は神を賛美し、地にはえる草木は神をたたえよ。
泉の水は神を賛美し、海も川も神をたたえよ。
海のけもの、水に住む生き物は神を賛美し、空の鳥は神をたたえよ。
野のけものと家畜は神を賛美し、すべての人は神をたたえよ。」

(ダニエル3)

                      

 皆様にとって、新しい年も、神様から祝福されためぐみの年でありますようにお祈り申し上げます。

                       院長 シスターテレジア  齊藤 弘子