第34号 2017年6月 発行 聖ベネディクト女子修道院 

オブレートだより

マグニフィカトの聖母に倣いて

 青葉若葉の光と輝きに満ちた季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。いつもお祈りいただきありがとうございます。
このたびSr.上田が修道院長任期満了により交代し、5月6日に新院長に就任したSr.セシリア藤井泰子です。
前任者同様、これからもお祈りのご支援をよろしくお願い致します。
任期は4年です。
この期間、私たちが目指す修道院の目標は『自分の弱さを自覚して、いつくしみとゆるしを証しする共同体』に成長することです。
私たちが皆で話し合い、作り上げた目標です。

 2008年、二つの修道院がこの室蘭に統合され、早いもので九年目を迎えます。
この間に5人のシスターが帰天し、総勢12人になりました。
「このような時期になぜ私が」という驚きの思いはありましたが、神様の呼びかけに「ハイ!」とお応えした以上、全てを主にお委ねして努めたいと思います。

 聖霊の新しい息吹を全身に受け止めて希望のうちに歩み出しています。
今は日々雑務に追われる毎日ですが、聖ベネディクトの精神を心に留めシスターたちの心に向き合わねばと自戒しております。
真の『修道家族』を目指して、共に住む姉妹たちの中にこそ、主を探し求めていきたいです。
「兄弟たち、喜びなさい。完全な者になりなさい。  
 励まし合いなさい。  
 思いを一つにしなさい。
 平和を保ちなさい。
そうすれば愛と平和の神があなたがたとともにいてくださいます。」(二、コリント13・11)

 オブレートの皆様、ともに祈りのうちに一致して、主のみ言葉に力を得、歩んでまいりましょう。
皆様のことを、日々心に留めて、特に毎週土曜日、朝の祈りの共同祈願でお祈りしております。   
神様の祝福が皆様の上に豊かに注がれますように。

ご挨拶と日々の感謝を込めて 院長 Sr.セシリア 藤井泰子