ボタン電池・コイン電池（SR：酸化銀電池、LR：アルカリボタン電池、CR：リチウム電池）の互換表（対応表）(Compatible Replacement Battery)

ボタン電池・コイン電池の型番の各メーカー対応表です。
基本的に腕時計に使う種類のみを記載しています。
自分で使うためにネットや昔の書籍の情報などを元にまとめたもので、間違っている可能性もあります。
また、対応表に記載の各メーカーから入手できることを保証するものではありません（現在では入手できない規格・サイズもあります）。
自己責任の範囲でご利用下さい。

なお、電池の種類・規格による特性の違いや互換性、種類の使い分けについては備考をご覧下さい。

※ CR2412（SB-T19）追加しました。
　セイコーのパーペチュアルカレンダーの他、レクサス車のカードキーに採用されています。

【備考１】（-SW と-W の違い）
酸化銀電池（SR系）の型番末尾『-SW』と『-W』と『末尾記号無し』の違いは、内部の材質（電解液）の種類の違いによるものです。
（『-SW』と『記号無し』は水酸化ナトリウム（NaOH）、『-W』は水酸化カリウム（KOH）を使用しています）
電圧が同じなので基本的な互換性はあります。
一般に『-SW』『記号無し』はアナログ時計用（電流が常に一定）、『-W』はデジタル時計用（ライトやアラーム等、大電流放電に対応）とされていますが、アンティーク時計やオールドデジタルでもない限り、あまり厳密な使い分けをする必要はないようです。

【備考２】（SR とLR の違い）
酸化銀電池（SR系）とアルカリボタン電池（LR系）とは、電圧・放電特性が微妙に異なります。
（酸化銀電池（SR系）は1.55V、アルカリボタン電池（LR系）は1.5V）
大部分の機器においてはどちらでも使用可能のようですが、腕時計には放電特性に優れた（寿命末期まで電圧降下が少ない）酸化銀電池（SR系）の方が良いようです。
一般的に同メーカー、同サイズであればSR系の方がLR系より電池容量が大きい（約2倍）です。

【備考３】（CR とBR の違い）
リチウム電池（CR系）とリチウム電池（BR系）の違いは、＋極の材質の違いによるものです。
（CR系は二酸化マンガン（MnO2）、BR系はフッ化黒鉛を使用しています。）
電圧はどちらも3.0Vと同じなので互換性がありますが、一般に、CR系は大電流に対応可、BR系は高温での特性に優れているとされています。
通常の使用環境下での腕時計用電池や携帯用ゲーム機用電池としては、BR系よりCR系の方が向いています。

【備考４】（ボタン電池とコイン電池の違い）
ボタン電池とコイン電池の違いは、見た目（形状）の違いによるものです。
（ボタン電池：直径が小さく厚いもの、コイン電池：直径が大きく薄いもの）
また、リチウム電池（CR系、BR系）のことをコイン電池と呼んでいる場合もあります。
なお、CR636-2 と CR736-2 は円形ではなく、細長い『錠剤型（Pill Shape）』です（Sanyo製：現在は生産中止）。