セブンの目次

<BODY background="p1b.gif"> <P align="center">バーキンセブン<BR> <BR> <BR> <BR> モデファイ編<BR> <BR> 外観<BR> フレーム補強<BR> サスペンション<BR> ブレーキ<BR> エンジン<BR> 電装系<BR> デフェンシャル<BR> リアトランク<BR> ホイール<BR> <BR> <BR> <BR> セブン日記<BR> <BR> わたしとセブンとの出会い<BR> アメリカに渡る<BR> キャンパスライフ<BR> 帰国<BR> セブンが我が家にやってきた<BR> レーシングショップ、スタボン<BR> トラブル続出<BR> 息を止める<BR> 初めてレースに出る<BR> 通勤に使う<BR> エビスサーキット<BR> エンジンチューニング<BR> カサマレーシング<BR> ダイヤモンド産業社<BR> <BR> <BR> バーキンセブンについて。<BR> <IMG src="nose.jpg" width="223" height="168" border="0"><BR> <FONT color="#990000" size="2">最新式のノーズエンブレム。どこにもセブンの文字は無い。</FONT><BR> <BR> 現在、バーキン社は自社の製造した車両に「セブン」と言う<BR> 名前を使うことが出来ません。裁判で敗訴したからです。<BR> かつて、ケーターハム社との訴訟では、勝訴し、ケーター<BR> ハム社のカタログからロータス社との関連を匂わせる記述<BR> が削除されました。９４年からのバーキンのホーンボタンの<BR> 「ＢＩＲＫＩＮ」のシールを剥がすと、昔の「ＢＩＲＫＩＮ７」のハマ<BR> グリ型の意匠が出てきます。大抵、ヤスリで故意に破損さ<BR> せてます。そのあたりからも、裁判の過酷さが見えます。<BR> <IMG src="botan.jpg" width="330" height="247" border="0"><BR> <FONT color="#990000" size="2">左が初期型、右が９４年以降の型。</FONT><BR> <BR> （「どっちが正統だ。」と言う論争をするつもりは無いです。）<BR> 話が変わりますが、皆さんはジャックデイビスという人物を<BR> ご存知でしょうか？ミッドシップカー「ブローク」社のオーナ<BR> ーです。彼は、オックスフォード州のＢＲＯＯＫＥ　ＣＡＲＳを<BR> 買収する前は、ＪＥＴＲＯ（日本貿易振興会）に在籍し、ケー<BR> ターハム、バーキン、ロータスエリーゼなどの輸入に係わっ<BR> てました。バーキン社のある南アフリカは、欧州メーカーの<BR> ノックダウンの拠点ですが、アパルトヘイトの締めつけ政策<BR> の一環として、輸出する車両の数％に、キットカーを一緒に<BR> 出荷しなければならない条例があり、バーキン社もそれに<BR> 便乗してました。欧州には頼みもしないのに、キットカーが<BR> やってきて市場がだぶつきます（南アでベンツを生産してる<BR> ドイツの受け入れ先はＡＭＧ社です）。ジャックデイビス氏は<BR> これらのキットカーを大量に日本に投入しました。折からの<BR> 円高と雑誌がアオったので、景気が冷えてるのにも係らず、<BR> 皆セブンに飛びつきました。これが９０年代のセブンブーム<BR> の真相です。ケントエンジンが９７年５月に、製造工場ごと<BR> 廃止になり、ブームは去りましたが、エンドユーザーが「正統<BR> だ、本家だ」という不毛な議論をしてる最中に、売って儲けて<BR> るのは同一人物なのは滑稽な気がします。それだけセブンが、<BR> 利益率の高い商品なんだよね。４０年も作ってたら、もっと安<BR> くてもいいのに（ソニーなんか、生産１年で、半額でペイする<BR> 位、コストを圧縮する技術があるのにねえ）。バーキン社は、<BR> 実は輸出先で細かく仕様が分かれており、布製ホロ（トランク<BR> 中央にジッパー付き）ＰＣＤ114.3、熱線ウインドウはマルカツ<BR> 独自のオーダーになります（現在はＰＣＤ100です）。後に鈴商、<BR> 現在はオートトレーデイングルフトが輸入してますが、他の業<BR> 者が輸入した例もあり、マルカツと裁判になったみたいです。<BR> <BR> <IMG src="newbirkin.jpg" width="368" height="277" border="0"><BR> <FONT color="#990000" size="2">最新式のオートトレーデイングルフトが輸入したバーキン。最後のウエーバーキャブ車と<BR> 噂されるクルマ。私の９７年式とは比べ物にならないくらい高性能。私が散々苦労して<BR> 改良した個所が最初から改善なってる、お買い得車だと思います（やりましたね、南原社長）。<BR> 私的には、メッキやバフ仕上げが少なく、いまいち購入意欲が湧かない（負け惜しみ）です。<BR> 現車をよく見たら、吸い込み式のラジエーターファンが、ラジエーターから数センチ離れて<BR> たので夏には必ずオーバーヒートするだろう（笑）。オーナーが改良する楽しみを、未だに<BR> 残してるのは、やっぱバーキン社のセブンだ（笑）。</FONT></P> </BODY>