日記
といっても、とても毎日は書けませんが

 

2006年1月11日よりブログを始めました。
http://yaplog.jp/ooguma/

1月4日
 大発見!ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ第4番Op.1-13 ニ長調の第二楽章、最後の音に 7 8 と言う数字があったのですが、あれは、通奏低音の数字ではなく、小節数だと言うことが判明しました。自筆譜に、明らかに書いてあるのですが、何となくページ数か何か別の数字のようにも見えたので、他のページも探してみました。すると同じような数字が第四楽章の前半最後の小節にもあり、そちらは 2 8 これは数字としてはあり得ないため、出版譜には反映されていませんで した。その他には同様の数字はありませんでしたが、第二楽章は全部で78小節、第四楽章の前半は28小節、ヘンデルが小節数をメモした数字ではないかと思われます。
1月1日
 あけましておめでとうございます。
早速笑い初め。年賀状を書いていて『ご無汰汰しています』
初詣にお宮に行きたくて、父は「お見舞いに行こう」、母は、「お墓参りじゃなくて、お宮参り・・・」。
12月31日
 長野の実家で、昨日七五三縄を作り、今日飾り付けをしました。父曰く、「庭の隅に松の枝を水にさしてあるから、それを使え」と。探してみると、案の定「松の氷漬け」が出来ていました。葉の部分にお湯をかけて溶かしたり、大騒ぎ。【残骸】
12月25日
 韓国から、ペットボトル入りのビールを買ってきました。某ブロクで一足先に紹介されてしまいましたが。700ml と1600ml の二種類(Hite は1000ml と1600ml )あり、迷ったのですが、両方買ってきてしまいました。その重さのためか、成田に着いたらカバンのキャスターがとれてしまっていました。航空会社によると本来修理代を保証するらしいのですが、日本製ではなかったので、最初は空港から家までの宅配料金として1000円出してくれるという話だったのですが、23日のクリスマスコンサートの出演者だとわかると、「弊社の演奏会のためにいらしていただいたのですね、誠に申し訳ありませんでした」と、突然金額もアップしてくれました。といっても、新しい鞄を買うには足りませんが。
12月24日
 無事帰国、ほとんどずーっと氷点下の世界からかえってくると、温かく感じます。昨日はクムホアートホールのクリスマスコンサート。ハンニャン大学の学生によるバロック弦楽合奏団。日本からヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、それにソプラノのソリストが各一人ずつ、それにオーボエのソリストはヨーロッパから、指導を兼ねて出演しました。前半がサンマルティーニのシンフォニア、バッハのカンタータが約二曲、後半はアルビノーニのオーボエ協奏曲、ヴィヴァルディの作品3-8、バッハのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲。盛りだくさんのプログラムにソロも沢山ありましたが、共演したソリストが、みんな素晴らしいこと。また、学生もすごく良くがんばりました。まだ、バロック楽器を手にして間もない学生も多かったのですが、素晴らしい音楽をしてくれました。
12月18日
 また、ソウルへやってきました。今年4回目になります。寒いと聞いてはいたのですが・・・漢江が、凍り付いています。なかなかの寒さです。露店でマフラーと帽子を買ってしまいました。
12月17日
 新車を購入して二週間、総走行距離がちょうど1400Km。一日平均200Kmとは、よく走りました。
12月12日
 バッハの、大連続五度を発見。3台のチェンバロのための協奏曲BWV1064の第一楽章。2ndソロの右手と、1stヴァイオリンが、2小節にわたって連続完全五度。録音もしたのに今まで気がついていませんでした。来年2月の松本での演奏会に向けて、3台のヴァイオリン用に編曲していて、見つけました。チェンバロではあまり目立たないと思いますが、ヴァイオリンでやったら大変なことになりそう。ベーレンラーターの3台ヴァイオリン版では、2ndソロは休符になっています。
12月3日
 新車が来ました。薄紫色のスバルR2です。カタログの印刷より、実物の方がちょっと青みが強く、良い色でした。狙ったわけではないのですが、ちょうど自分の誕生日。これで、もう自分でチェンバロを運ぶ仕事はおしまいです。
11月27日
 泥縄コンサートその3。大塚直哉君と大阪のアートコートギャラリーで。泥縄のつもりはなかったのですが、実は23日東京公演のあと、そのまま韓国ソウルへ飛び、二日間講習会を行い、昨日の朝、関西空港から京都へ、そして昨夜は京都公演でした。毎回、前半はほとんど同じ曲目で、後半は違う曲にしていたのですが、ゲネプロの時、一曲楽譜がないことに気がつきました。一連の演奏会の楽譜をすべて一緒にしていたはずなのに。よーく考えたら、以前何度もやったことある曲なので後回しになっていて、今回一度もリハーサルをしていなかった。あわてて大塚君の楽譜をコピーして・・・・・・。会場は素晴らしく、空間の響きに音楽を引き出してもらったような感覚、昨夜の京都の会場もすごく良いところだったのですが、それ以上でした。一部、泥縄的ではありましたが、一連の演奏会を、良い演奏で締めくくれて良かったです。
11月23日
 泥縄コンサートその2。大塚直哉君との「大江戸バロック」。今年は各地で演奏会を予定していて、前半はほとんど同じプログラムで、後半は場所によって曲目を変えることにしていたのですが、一週間前に、東京の分が、ちょっと少ないような気がして時間を計ってみたら、10分くらいはあるだろうと思っていたソナタが、みんな6分とか7分とか・・・。短すぎるというので急遽、他にちょうど釣り合う曲がないか探し、H.パーセルのソナタを見つけた、と言う次第。でも、思いがけず良いプログラミングになりました。D.パーセルとH.パーセルのソナタでCD録音なんてしたら、売れないかなあ。
11月18日
 泥縄コンサートその1。「コンヴェルスム・ムジクム」の「秋の室内楽」。ヘンデルのトリオソナタ、ト短調をやろうとG大将と話をしていて、お互いに2つのヴァイオリンのトリオソナタで有名なト短調といえば、と思っていた曲が、実は別々の曲だったことが最初のリハーサルで発覚。あわてて図書館に電話して、探してもらったら、なんとト短調のトリオソナタは4曲もあったのです。でも、図書館に楽譜があって本当に良かった・・・。
11月15日
 今日になってようやく楽譜が手に入った演奏会が二つ、迫っています。こんなに間際にならないと、というのは悪い癖ですね。詳細は当日。
11月6日
 松本市美術館での演奏会。本番会場ではほとんどリハーサルが出来ないということで、前夜、美術館の収蔵庫で練習。床も壁もすべて木で出来ており、温度も湿度も一定に保たれていて、素晴らしい環境でした。チェンバロも一日中収蔵庫に置いておき、本番会場もなるべく同じ温度湿度にしてもらったので、本番前の調律はほとんど必要ないくらいでした。
 午前中は穂高に遊びにいき、お昼に入ったこだわりの「そば屋」、否、「うどん屋」といった方が良いでしょうか、ご主人に何そばがオススメか訊いたら「俺はそばは嫌いだから」・・・。勧められるままに蕎麦とうどんと両方頼んでしまいました。うどん屋を始めたのに来る客のほとんどが「蕎麦はないの?」と訊くので仕方なく蕎麦も打ち始めたそう。それにしては蕎麦も美味しかった。
10月24日
 昨日は日本ヘンデル協会の、オペラ「アグリッピーナ」全曲演奏会。ダ・カーポ・アリアの何曲か中間部のあとすぐ後奏に、という程度のカットはしましたが、全曲やると正味約4時間、やっぱり長いですね。東京文化会館の小ホール、舞台面の下手側に張り出し舞台も付けてオケが並びましたが、各パート一人の最少人数(それにティンパニは省略)で、ギリギリ並ぶことが出来るスペースでした。指揮者無しでオペラを上演するとしたら、これしか方法はないかもしれません。指揮者無しだと本当に室内楽的に演奏できるので個人的には好きなのですが、その難しさも感じました。
 歌手もみんな素晴らしく、本当によい演奏会であったと思います。長くても途中で飽きる人はいなかったのではないでしょうか、聴いていた人、如何でしたか?
10月16日
 栃木で毎月行っているアンサンブル講習会「奏楽塾」。8月、9月と都合で休んでいたので、3ヶ月ぶり。塾生も、3ヶ月たつと大分変わりますね。しかし、低弦が人気、ヴァイオリンは元々少ない上に欠席者も多く、今日は1stヴァイオリン1人、2ndヴァイオリン2人、ヴィオラ3人、チェロ4人。人数はキレイにそろっているのですが、すごくバランスが悪いですね。栃木周辺のアマチュアのヴァイオリンの方、参加してみませんか。
10月10日
 昨日、栃木の蔵の街音楽祭に出演、今日は久しぶりに昼間はお休みで、鮎を食べに行ってきました。「やな漁」という漁法で、捕ったばかりの鮎をその場で焼いてくれます。ついでにお刺身も。こればかりは、都会では味わえないものですね。
 ところで、昨日身長を測ったら、数ヶ月前と比べて5〜6ミリ伸びていました。この年になって身長が伸びることなんて、あるのかなあ。
10月2日
 オーケストラシンポシオン、保谷「こもれびホール」での演奏会でした。モーツァルトの交響曲26番、ピアノ協奏曲、それに「プラハ」。小倉貴久子さんとの協奏曲は、自分が初めてオーケストラシンポシオンのコンサートマスターをやらせてもらったとき以来、約6年ぶり。6年前の演奏はあまりよく覚えていませんが、今日はソリストも素晴らしかったけれど、オケもとても良かったのではないかと思う。
 もう一つ嬉しかったことは、9月30日に公開リハーサルがあったのですが、その時に、作曲の師匠、小山清茂先生が聴きに来てくださったことです。もう、かなりのお年なのですが、チラシにコンサートマスターの写真も載っているのをみて、「建志君がやるんだ」と、すごく楽しみにしていてくださったようです。
 オーケストラシンポシオンの4枚目のCD
“ジュピター”と“めんどり”が出来上がり、先行発売しました。
9月27日
 今日見つけたもの。面白い看板と、昔懐かしい豆腐屋
9月25日
 河口湖バロックシリーズを終えました。例年、必ず美しい富士山が見られるのですが、今年は最後にほんのちょっと雲の隙間から見えただけでした。
 11月7日発売予定のCD
「J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集vol.4」が工場直送で届けられ、先行発売しました。
 今回は初めて「子供のための体験教室」を開催、少しでも音楽を身近に感じてもらえたら嬉しいです。
 帰り道、「かせい」に寄ってきました。火星ではなく禾生ですが。そのみちすがら、
こんなものを見つけました。
9月22日
 高松のフランス料理レストラン「ラ・プロヴァンス」で、サロンコンサートをしてきました。久しぶりに夜行高速バスにを使うという、少しハードなスケジュールでしたが、吉野川の上で見た朝日がすごくキレイでした。
 二日間、ランチのディナーと計4回、料理と音楽のアンサンブル。我々演奏者は、4回とも終わったあとにすべての料理を頂きました。メニューも音楽の名前が付いていたり、こちらもそれに合わせて選曲、今年は少し長めで、ディナーの方は3時間位かかってしまいました。一日目のディナー、
「野菜のシンフォニー」の用意にすごく時間がかかっていて、時間つなぎに何曲か演奏したりもしましたが、最後に食べてみて納得。すごく手がかかっていて見た目も美しく、素晴らしい味でした。シェフ、本当にありがとうございました。来年の15周年がすごく楽しみです。
9月5日
 一昨日、芸大バッハカンタータクラブ創立35周年記念演奏会。今回で小林道夫先生の指揮は最後、ということでした。練習の時に先生のおっしゃることは、相変わらず厳しいけれど、我々がいかなる時も心にとめておかなければいけないことばかり。十年前、25周年のときに、こんな経験が出来るためだったら、と役員を引き受けた時の気持ちを思いだしました。これで最後、かもしれないけれど、最後であってほしくない。
8月30日
韓国、そしてドイツから、帰ってきました。27日の夜に帰ってきたのですが・・・。今回のキーワードは「北朝鮮」。韓国での最初の演奏会が、ほ とんど北朝鮮との国境近く。そして、ベルリンで散歩中にハングルの看板を見つけ、読んでみたら「朝鮮民主主義人民共和国 大使館」だった。
ベルリンの図書館では、星野宏美さんのおかげで手続きも非常にスムーズに、お目当てのメンデルスゾーンの自筆譜を見ることが出来ました。
 時差ボケの効果もあって朝5時、6時くらいから作業をし、9時から7時まで図書館で自筆譜と向かい合い、夜はWeizenbierを沢山呑むという充実した?生活。予定を一泊延長して、帰国日の昼までベルリンに滞在しました。最後にメンデルスゾーン公園へ向かって散歩中に、前述の「大使館」を発見。さらに、「ベルリンの壁」あとにも行き当たり、見学している内に時間がたってしまい、公園ではあまりゆっくりすることが出来ませんでした。
 今回使ったアシアナ航空、とても良い航空会社だと思うのですが、残念なことに、というか当然ですが、ソウル−フランクフルト間は韓国語と英語のみ、日本語どころかドイツ語もなく、機内映画を見ることが出来なかった、というか見てもわからないので見なかった。
8月18日
 昨夜、韓国にやってきました。本来の目的はベルリンの図書館へ行くことなのですが、アシアナ航空がとにかく安くて、ついでにソウルの友達に会おうと連絡。それだったら演奏会も、ということになり、都合3回も演奏会が入ってしまいました。
夜11時過ぎに空港に着いたのですが、なじみのタクシー運転手(友達が予約しておいてくれた)が空港の出口で迎えてくれて、英語もままならない僕にとっては、安心でした。
8月11日
 6月5日のオーケストラ・シンポシオン演奏会の録音を、パソコンに取り込み、CD-Rに焼きました。CD録音をするようになってから、自分の演奏会の録音はあまり聞かなくなっていたのですが、演奏会の記録録音も、編集して作られたCD録音と違い、演奏会の雰囲気が感じられて良いものですね。確かにキズは山ほどあるけれど。
8月4日
 一週間、大牟田で室内楽講習会をしてきました。毎日約十時間の講習、最後の発表会では、リスト、グノー、モーツァルト、ベートーヴェン、イベール、ブラームスと連続で演奏させられ(もちろん楽章抜粋ですが、それにしても順番も考えてほしい)、ハードな一週間でしたが、受講生たちはみんな素晴らしく、楽しい一週間でした。特に、ブラームスのソナタを弾いた人は素晴らしく、音で会話が出来るし、レッスンといっても、もう言葉は必要ありませんでした。
 それにしても、子供ってすごいですね、たった一日ですごく変わるんですね。
 大牟田では連日、雨も降っていてそれほど暑くなかったのですが、帰ってきて東京の暑さにびっくりです。
7月19日
 昨日はオーケストラシンポシオン国分寺初登場。一人4役、コンサートマスター、ソリスト、さらにティンパニ運搬、それからこれは一昨年やったことだけれど楽譜作成。ソリストなのに序曲すら降り番じゃない、というのは、さすがにもうなれましたが。自分で言うのも何だけれど、良い演奏会が出来て幸せ。
 打ち上げでは呑みまくり、一人では帰宅できなかったでしょう。それでも今朝は心地よい目覚め、二日酔いの「ふ」の字もなかった。それに、あれだけ飲み食いしたのに、体重は一キロ減っている、メンコンダイエット。

 

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