松本 市民タイムス2005年5月1日

500人のコンサート

才能教育松本支部 8日に音文ホール

 松本市の才能教育研究会松本支部は八日、市音楽文化ホールで「スズキ・メソード、ハーモニーコンサート」を開く。三十日は市あがたの森文化会館で事前練習があり、弦楽器の合奏を披露する子供たちが熱心に演奏を繰り返していた。

 コンサートには松本支部で学ぶ生徒のうち約五百人が出演し、バイオリンとピアノ、フルート、チェロを演奏して練習の成果を披露する。

 練習には本番で上級生の弦楽合奏を指揮する桐山建志さんが訪れ、指導した。松本支部で三歳からバイオリンを学ぴ、現在はプロとして活躍する桐山さんは、美しい音色を生み出すための技術を、実際に演奏して教えた。約四十人の生徒たちは真剣な表情で桐山さんの手の動きに見入り、音の違いを感じ取って演奏を修正していた。

 松本支部のバイオリン指導者の北沢久美子さんは「集中してよく聴くことを身に付け、音楽を通して心を育てることを大事にしている。子供たちが一生懸命演奏するので、多くの人に聴いてほしい」と話していた。

 コンサートは午後一時から開かれる。

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