静岡新聞2006年7月8日

デュフィが敬愛バッハを楽しむ

バイオリニスト桐山さん音楽会

 鮮やかな色彩で知られるラワル・デュフィの作品展「ラウル・デュフィ美、生きる喜ぴ」(静岡新聞社・静岡放送、静岡ァートギャラリー、静岡市文化振興財団主催)を楽しんでもらおうと、バイオリニスト桐山建志さんのギャラリーコンサートが七日夜、会場となっている静岡市駿河区の同ギャラリーで開かれた。

 「黄色のコンソール」「ヴァイオリンのある装飾」の二作品でバイオリンが主題に描かれていることやデュフィがバッハに対するオマージュ(敬意)作品でも有名なことから、「絵画と音楽の相乗効果」(同ギャラリー)として桐山さんがバッハの二曲を披露した。

 シャコンヌというバロック時代に作られた独特の形式の変奏曲。桐山さんが奏でるバイオリンの荘厳な音色に来場者はじっくり耳を傾けていた。

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