大分合同新聞2008年7月25日

小林さんら“普段着の音”

ゆふいん音楽祭開幕

 全国有数の本格クラシック音楽祭として知られる「ゆふいん音楽祭」(大分合同新聞後援)はニ十四日夜由布市湯布院公民館で前夜祭があり、“音楽の祭典"が幕を開けた。

 総合アドバイザーを務める世界的なチェンバロ奏者・小林道夫さんら、音楽祭に登場する演奏家が全員、Tシャツ姿で舞台へ。それぞれが得意とする名曲やなじみ深い曲をあいさつ代わりに披露し、約二百五十人の聴衆を魅了した。

 同音楽祭は一九七五年に始まり、三十四回目。観光的な音楽イベントとは一線を画し、「純粋にクラシック音楽を楽しむ」というスタイルを貫く。小規模ながら中世ルネサンスからバロック、現代まで幅広く網羅する総合音楽祭として根強い人気を誇っている。

 音楽祭はニ十七日まで。問い合わせは由布院観光総合事務所(0977・85・4464)ヘ。

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