愛媛新聞2007年6月17日
古楽の音色 生の充実感 チェンバロ演奏などで本格的なクラシック音楽を楽しんでもらうコンサート「武久源造と愉快な仲間たち」が15日、南宇和郡愛南町御荘平城のホテルであった。住民グループ「musica ainan」(西田博文代表)主催。 愛南 武久源造さんコンサート 松山市出身の武久さん(四九)=東京都=は世界的な鍵盤楽器奏者。松山盲学校卒業後、東京芸術大・大学院を修了。現在、フェリス女学院大音楽学部器楽科講師の傍ら、山小屋や列車駅などユニークな場所でコンサートをしている。 会場には高知県宿毛市などから約百三十人が来場。武久さんと五人の古楽アンサンブルが共演した。来場者は武久さんの軽快なトークを楽しみつつ、プロの生演奏に魅了された。 近くの会社員女性(二七)は「チェンバロは音色がきれい。やっぱり生演奏は良い」、同町城辺乙の主婦(五四)も「楽器で動物の鳴き声をまねるなどアットホームな雰囲気が良かった」と話していた。 コンサートは武久さんの父・博文さんが同町出身だったことなどがきっかけで、ニ十四日まで中四国各地で開催する。問い合わせはヤマハ松山店=電話089(934)7005。 |