桐山建志 Takeshi Kiriyama
小倉貴久子 Kikuko Ogura

ALM Records　ALCD-1056
定価 \2,900-（税別）

2003年8月26-28日
牧丘町民文化ホール

コジマ録音

朝日新聞6月11日夕刊

レコード芸術準準特選盤(2004年7月号)

新たなレパートリーの開拓など意欲的な活動を続けている桐山建志。
当盤には演奏機会の少ないメンデルスゾーンのソナタ全曲を収録、
１８３８年作のソナタは初稿と改訂稿をともに収めるというこだわりの１枚。

珍しい全曲盤。11歳、14歳、そして、後年の29歳時の作品。
作曲技術に差はあるものの、十代での完成度の高さには驚く。
桐山らは自筆譜を徹底的に精査していて、
1838年作のヘ長調は、初稿での世界初録音となる。
演奏も素晴らしく、２人ともに柔軟で表情豊かだ。

小倉貴久子 （フォルテピアノ）
Kikuiko Ogura (Fortepiano)

MENDELSSOHN : Violin Sonatas ~Complete~
桐山建志(ヴァイオリン) / 小倉貴久子 (フォルテピアノ)
Takeshi  KIRIYAMA (Violin)  / Kikuko OGURA（Fortepiano)

ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 作品４（1823年作曲、1825年出版）
Sonata for Violin and Piano in F minor Op.4
　Adagio - Allegro moderato
　Poco adagio
　Allegro agitato

ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調（1838年初稿）
Sonata for Violin and Piano in F major (original version, 1838)
　Allegro vivace
　Adagio
　Assai vivace

ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調（1839年改訂稿、第１楽章断片）
Sonata for Violin and Piano in F major (revised version, 1839)
　Allegro (fragment)

桐山
Giuseppe Fiorini, in Roma.1925,
　　with Gut strings and classical bow

小倉
1-3   Chris Maene, in Belgie.1995
　　　(model Anton Walter, in Wien.1795)
4-10  Johann Baptist Streicher, in Wien.1845