熱情のライプツィヒ - ドレスデン 1840's
Allegro con fuoco

オーケストラ・シンポシオン
Orchestra Symposion

寄せられた声

 

 先日お送りいただいたCD「熱情のライプツィヒ - ドレスデン」繰り返し聴かせていただいています。

非常にコンセプトが明確で細部まで目配せが利いていて、
オーケストラメンバーと録音スタッフが「いいものを作ろう」と熱心に取り組まれたことが、ひしひし伝わります。

「オケ録音」は時間に追われるばかりで十分に練り上げるのが難しい事を考えると、実に立派な仕上がりだと思います。
桐山さんのコンチェルトは、落ち着いたテンポ設定にもかかわらず、アーティキュレーションが実に明解で、
恐らくそのお陰だと思いますが、ビート感が心地よく、ちょっと新鮮な感じです。

(演奏によっては、結構テンポが揺れている例がありますよね。
僕は、そんな箇所で「今、何拍目なのか」解らなくなってしまうことがままありまして。)

結果として、テンポはそんなに速くないのに「アレグロ感」をより強く感じます。
ちょっとした上行下降にもドラマを感じて、こんなに細やかな語り口のメンコンって他にあったでしょうか!
素晴らしいお仕事をされたと思います。

 
 

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