ぶらあぼ 2005年12月号

第4回のテーマは「バッハにとってのロ短調」。調性マニアのバッハならでは。対談で音楽における「雑音(子音)」の美しさに
ついて語っていた桐山のヴァイオリンには、それを納得させるに足る気品と洗練があって見事。チエンバロ独奏によるBは、ガ
ヴォットを含むフランス風舞曲が、撥弦楽器ならではのキュートさを見せている。(高野麻衣)

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