愛知県立芸大の弦楽器コースの教授・准教授を務める5人で結成。いずれもソロで活躍しているが、室内楽にも造詣が深いということから2008年に結成。五重奏だけではなく、二重奏から四重奏まで柔軟に編成を変えて活動している。お互いに切磋琢磨して音楽の真髄に近づきたいと語る彼らだが、メンバー同士がお互いを尊重しながらひとつの音楽を作り上げているということが、モーツァルトの最初の数フレーズから聴こえてくる。妥協してまとめ上げるのではない、全員が納得し共感し合って作る音楽。ロマン派を内在した古典派メンデルスゾーンというアプローチも見事。

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