ずっと前から聞こえていた。
鳴り止まない。
鳴り止まない、あの鈴の音。
そうだったんだ。
あれは泣き声だったんだ。
自分の泣いている声だったんだ。
降りしきる雪のように、全てを埋め尽くしていく時間の中で、
きれいなものばかり眺めてきた。
美しいものばかり求めてきた。
だから、自分を置き去りにしてきた。
目を逸らし、耳を塞いで歩き続けていた。
そうだ、あれは自分の泣いている声だったんだ。