きっと、嘆きがあなたの肩になだらかな稜線を生んだから、


僕はたまらず、その傾斜に向かって傾いてしまいました。


向かいの電車が動き出したときのように、


足元が崩れていくような、目眩に溺れていくのです。


沈み行くその瞳の色が、まだこの心の鏡には写るから、


僕はあなたに向かってまっすぐにねじれていきます。


力の限りに振り絞った言葉は届くはずもなく、


なんだか砂塵めいていて、風に紛れて消えました。




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