あの日外を見ていたら、

沸き立つ雲を力強く射抜いて

天使が降り立つように

陽光がひと筋だけ降り注いでいたんだ

 

あの日車を走らせていたら、

海岸沿いの緑続く丘に

忍び寄る白い猫の手のように

朝霧がひと筋だけ滑り降りてきたんだ

 

あの日道を歩いていたら、

青く力強い夏の空が

雨上がりに遠く澄んだ秋空に変わって

虹がひと筋だけ天を跨いでいたんだ

 

そしたら、虹がもうひと筋あったから

君に真っ先に報せたくなったんだ



 




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