| この掌のうちに魔法の力が宿っていると信じたかった 貴方のその悲しみに閉ざされた心を解き放つことができる魔法の力を どれほどの力を持った人でさえも、癒すことのできなかった その沈んだ心や、冷たい痛み。 その純粋さを護るために、 あなたが身に付けた 心の鎧や盾も、 この掌のうちに持っている魔法の鍵だけが すべて、解き放つことができるのだと信じたかった わたしより、もっと大きな優しさを示すことのできる人はいるでしょう。 わたしより、もっと雄々しい力を示すことのできる人はいるでしょう。 わたしより、もっとあなたを理解してあげられる人もいるのでしょう。 けれども、あなたの心を解き放つことができるのは、 この掌のなかに宿る 魔法の力だけだと信じていたかったのです。 いつか、この掌のなかの魔法の鍵にあなたが気付きますように・・・・・ 優しさを我先に示すことの出来ない人の中にこそ あなたのためだけに、本当の優しさをずっと示し続けてくれる、 魔法の力を持った人がいることを。 いつか、この掌のなかの魔法の鍵にあなたが気付きますように・・・・・ 競って力を示すことをしない人の中にこそ、 そのすべての力をあなたのためだけに奮ってくれる、 魔法の力を持った人がいることを。 いつか、この掌のなかの魔法の鍵にあなたが気付きますように・・・・・ 理解してあげようと、身を乗り出してはこない人の中にこそ、 あなたの事を穏やかにずっと見守っていてくれる、 魔法の力を持った人がいることを。 |