ホテルを出てちひろ美術館に向かう。ちひろ公園で写真撮影。なかなかおもしろい写真が撮れた。
 松川駅の前の松川村観光案内をたずね、道祖神をたどる地図をいただく。関さんという係りの方はとても親切で、この地方の伝説を.....というわたしの問いに公民館にTELして紹介してくださった。
 公民館のなかに図書室がある。ここにも「おはなしどんどん」のおはなし会のポスターがはってあった。全国津々浦々でなかまたちが語っている。
 本は信濃の民話が2さつあったがいずれも40年前くらいの古い本である。2.3のおはなしをコピーさせていただいた。離れがたいがまたの機会もあろう。



 10:30 ハーブセンターに向かう。トケイソウが温室いっぱいにつる枝を広げている。ラベンダーの花どきには半月ほど早かった。ラベンダーを見るなら夢農場のほうがいいかもしれない。




 穂高駅の近く、穂高神社にむかう。ちょうど明日5/20から遷座祭ということで、境内では法被姿も凛々しい職人さんが小雨のなか準備に余念がない。
 神主さんが通りかかったので聞いてみた。この神社は海の神々を祭る神社で伊勢神宮のように20年に一度大祭があり、今回は7年ごとの修復のための小さな遷座とのことだった。←この場面は金太郎と熊である。人形にビニールがかかっているのが残念である。他にも安宅の関やら池に幾艘かの舟を浮かべたり、見ごたえがありそうだった。


 おひる近くになったので道祖神をたずねながらそば処”常念”に向かう。穂高神社を出てまっすぐ山に向かってゆけば着くのだが、例によって地図にまどわされ、TELしてたどりついた。たいへんな混雑である。1:00を過ぎるとさっーとひとがひくので、時間をずらすことをお勧めする。
 そばは石臼挽きの白めのそばでおいしかった。

ざるそば  一枚  500円
てんぷら       900円  


 1:30最後にたちよる安曇野絵本館に着いた。カウンターにさりげなく置かれた花瓶の矢車草、コンポートに盛られ、溢れかけた赤いさくらんぼ、木の使い込まれたイスとテーブル、窓から差し込む日のひかり、低く流れる音楽、やはらかな室内灯.......空気のように居心地のよい異空間である。展示してある絵本を見る。ガブリエル・バンサンの”老夫婦”に驚く。同名のシャンソンに絵をつけたのだそうだ。ページを繰りながら 涙が溢れる。デッサンだけでひとを感動させるってすごい。館内を見終えてコーヒーをいただく、ゆっくり時間が流れてゆく。

    コーヒー、紅茶、りんごジュースなどの
    飲み物付きで700円


 松本に向かうが19号線が渋滞で車が進まない。マツダレンタカーにTELして駅まで送ってくれるようお願いする。なんでもパラグアイのナショナルチームが松本に到着したための渋滞だそうだ。そう、1000年に一度のワールドカップも間近だ。
 
 駅のなかをを右往左往したもののなんとか16:14発のスーパーあずさ10号にのることができた。一泊2日の短い旅だったがみな 充ちたりた顔をしていた。




つづく
ちひろ公園
穂高神社
安曇野絵本館/テラス