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大学入試 きみのための理論化学(上)

  山口えみ 著  文英堂 (2002)


  評価(5段階)
評価項目 評価点
 ・解説のわかりやすさ
 ・親しみやすさ
 ・解説、説明文の量
 ・図、グラフなどの量
 ・独創性
※入試問題でつまづいている人向け


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 どうすれば理論化学分野の入試問題が解けるようになるのか、という点に的を絞った参考書です。

 定期試験などではそれなりの結果が出せるのに、入試問題になるとなぜかうまくいかない人におすすめです。


 この上巻では、「気体」に関連する事柄についてかなり詳細に解説しています。

 実際の問題を使った解説により、大切なところや、押さえておいた方がよいことがわかるようになっています。

 さらに、よくある誤答を示すことで、つまづきやすいポイントを示しています。

 丁寧に細かいところまで解説してあるので、何がいけないのか、どこでどうつまづきやすいのか、までがよくわかるようになっています。


 また「理系の基礎教養」と名付けられた別冊に、基礎的な事項を適切な分量でまとめてあり、理解しやすい形で本文とうまく連動させることが可能となっています。
 (抜けているところを補う意味でもこの別冊はかなり参考になる事柄が多いです)。


 少し前に出版されたものなので化学IB、IIといった書き方がされているところも一部にはありますが、考え方は新課程の場合でも変わらないので、しっかりと読み込みながら考えていくことで十分に役立つものとなっています。


 きちんと学べば化学の入試問題もそれほどたいしたことはないのだ、と思わせてくれるような参考書です。

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 <関連した参考書>

大学入試 きみのための理論化学(下)

  山口えみ 著  文英堂 (2002)



 <評価基準>
評価項目 評価基準

 ・解説のわかりやすさ

わかりやすい文章や説明であるかどうか。また、具体例や、たとえ話しが豊富であるかどうか。解説を読むことで、すんなりと納得できるかどうか。

 ・親しみやすさ 思わず惹き込まれる魅力のようなもの。化学が嫌いでも思わずやる気が起きるような、また楽しめるような内容や構成であるかどうか。

 ・解説、説明文の量 それぞれの項目について、どれだけ詳しく、つっこんだ説明がされているか。細かい内容についても解説してあるかどうか。

 ・図、グラフなどの量 図表やグラフなど、理解を助けるものがどれだけ多く載っているか。

 ・独創性
他の参考書とは異なる特徴を持ち、オリジナリティあふれる参考書かどうか。




 

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