このたびはWindows・Mac・Android・Linux用フリーゲーム「Fantasy Story II(略称:FS2)」をダウンロードしていただき、誠にありがとうございます。この取扱説明書をよく読み、ゲームを楽しんでいただければ幸いです。
Version 2.1からFS2はオーディオゲームに対応しました。オーディオゲームとは、グラフィックスに頼らず、オーディオによりプレイできるゲームです。オーディオゲームでは、主に読み上げ機能、3D効果音機能を用いてプレイします。これらの機能はデフォルトでオンになっております。不要な場合はオプションから設定を変更してください。
FS2の読み上げ機能では、ゲーム中の全てのテキストをOSの読み上げ機能を用いて読み上げます。読み上げ機能をオフにするには、タイトルシーンで「オプション -> オーディオ -> 読み上げ設定(ボイス)」と進み、「読み上げを有効化」トグルをオフにします。
FS2の3D効果音機能では、プレイヤーから見て左で発生した効果音はヘッドホンの左から、右で発生した効果音はヘッドホンの右から、上で発生した効果音は高い音で、下で発生した効果音は低い音で、それぞれ再生されます。3D効果音機能をオフにするには「オプション -> オーディオ -> 3D効果音設定」と進み、「3D効果音を有効化」トグルをオフにします。3D効果音機能をオフにすると環境音が大きくなります。その場合は、「オプション -> オーディオ -> ボリューム設定」と進み、「環境SE音量」スライダの値を下げてください。
Version 2.5からFS2は振動ゲームに対応しました。振動ゲームとは、グラフィックスやオーディオに頼らず、ゲームパッドの振動によりプレイできるゲームです。振動ゲームでは、主にオーディオの振動出力機能、NVDA点字出力、モールス出力機能を用いてプレイします。これらの機能はデフォルトでオフとなっております。必要な場合はコマンドライン引数で有効にしてください。
FS2のオーディオの振動出力機能では、効果音の音圧がゲームパッドの振動に変換されて出力されます。オーディオの振動出力機能をオンにするには、コマンドライン引数で「-enable_gamepad_audio」を指定します。
FS2はNVDA点字出力に対応しています。NVDA点字出力をオンにするには、コマンドライン引数で「-enable_nvda_braille」を指定します。
FS2のモールス出力機能では、ゲーム中の全てのテキストがゲームパッドの振動を利用した体表点字で出力されます(変換データは日本語ひらがなと英語のモールスと点字のみ対応)。モールス出力機能をオンにするには、コマンドライン引数で「-enable_gamepad_morse -set_hiragana」を指定します。オーディオの振動出力機能を邪魔をしないようにするため、モールス出力機能はテキストを自動では読み上げません。読み上げるには後述する読み上げ履歴ボタンを使用してください。
Windows版でオーディオの振動出力とNVDA点字出力とを利用するのが、一番スムーズにプレイできる方法かもしれません。
必要動作環境 | |
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OS | Windows 10(64bit版)(※32bit版の動作は未確認です。) |
CPU | Intel Core i7-3770K |
メモリ | 16GB以上 |
HDD | 400MB以上の空き容量 |
回線 | 光回線以上 |
GPU | GeForce GTX 680以上 |
IME | 対応(ヒンディー語は入力すると?と表示されるバグがあります。ベンガル語は未確認) |
ゲームパッド | Xbox ワイヤレス コントローラー(4549576168128) PS4 ワイヤレス コントローラー(CUH-ZCT1J) ELECOM JC-U4013S (XInput Mode) Logicool Wireless Gamepad F710 (XInput Mode) |
読み上げ | .NET4.0以降がインストールされている必要があります。ヒンディー語、アラビア語とインドネシア語はOSのボイスを認識しないバグがあります。その場合はNVDAを利用してください。ベンガル語は未確認。コマンドライン引数で「-enable_nvda」を指定することで、NVDAを有効にできます。NVDAはスリープモードを推奨します。 |
展開したフォルダ内にある「FantasyStory2.exe」を実行してください。
展開ソフトの種類によっては、プログラムの実行時に「不明な発行元」を知らせるダイアログが表示される場合があります。その場合お手数ですが「詳細情報」「実行」の順にクリックしプログラムの実行を許可してください。
必要動作環境 | |
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OS | macOS Monterey |
CPU | Apple M1(Intel 64-bit + Apple silicon) |
メモリ | 16GB以上 |
HDD | 400MB以上の空き容量 |
回線 | 光回線以上 |
GPU | Apple M1 |
IME | 対応 |
ゲームパッド | PS4 ワイヤレス コントローラー(CUH-ZCT1J) |
読み上げ | 対応(ベンガル語は未確認) |
展開すると「FS2_バージョン_Mac.app」というファイルが作成されますので、実行してください。
「開発元を検証できないため開けません。」というダイアログが表示される場合は、Commandキーを押しながらクリックして、開くを選択すると実行できます。
必要動作環境 | |
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動作確認端末 | SC-02M |
OS | Android 10 |
CPU | Exynos 7884B 1.6GHz 1.3GHz オクタコア |
メモリ | 3GB |
HDD | 400MB以上の空き容量 |
回線 | 光回線以上。Wi-Fi推奨 |
IME | 対応(※BluetoothキーボードのIMEには対応していません。) |
ゲームパッド | Xbox ワイヤレス コントローラー(4549576168128)(※Shoulderボタンが認識しない。) |
読み上げ | 対応 |
Google Playでインストール後、ホーム画面のアイコンより実行してください。
必要動作環境 | |
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OS | Ubuntu 18.04.1 LTS(64bit版)(※32bit版は非サポートとなりました。) |
CPU | Intel Core i7-3770K |
メモリ | 16GB以上 |
HDD | 400MB以上の空き容量 |
回線 | 光回線以上 |
GPU | GeForce GTX 680以上 |
IME | 未対応 |
ゲームパッド | Xbox ワイヤレス コントローラー(4549576168128) PS4 ワイヤレス コントローラー(CUH-ZCT1J) |
読み上げ | eSpeakまはたeSpeak NGがインストールされている必要があります(eSpeak NGを使用する場合、コマンドライン引数で「-ESpeakApplication=espeak-ng」を指定します。)。 |
展開したフォルダ内にある「FS2.x86_64」を実行してください。その際は、プロパティのアクセス権で「プログラムとしての実行を許可する」にチェックしてください。
Version 2.6でコントローラの再マッピングに対応しました。コントローラーの再マッピングを行うには、タイトルシーンで「オプション -> 入力 -> コントローラの再マッピング」と進みます。コントローラの再マッピングについて詳細はこちらです。
UIの操作はキーボード、マウス、ゲームパッド、タッチ、ジェスチャのいずれかで行います。基本的な操作方法は以下の通りです。
※FS2はマウスでも操作できるので、マウスカーソルがウィンドウ上にあると、キーボードだけで操作していても、フォーカスがそちらに移ってしまいます。その場合、マウスカーソルをウィンドウの外に移動しておいてください。また、コマンドライン引数で「-disable_mouse」を指定することで、マウスを無効にすることができます。
※QWERTY配列のキーボードを想定しています。それ以外の配列のキーボードでは、QWERTY配列のキーボードと同じ位置のキーが対応します。
アクションマップ | アクション | 機能 | デフォルトボタン |
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UI | Navigate | 選択 | カーソルキー |
Submit | 決定 | z | |
Cancel | キャンセル | x | |
Speech | SpeechHistoryCurrent | 現在の読み上げ履歴 | Alt |
SpeechHistoryPrevious | 前の読み上げ履歴 | Alt+カーソルキー左 | |
SpeechHistoryNext | 次の読み上げ履歴 | Alt+カーソルキー右 |
アクションマップ | アクション | 機能 | デフォルトボタン |
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UI | Click | 決定 | 左クリック |
アクションマップ | アクション | 機能 | デフォルトボタン |
---|---|---|---|
UI | Navigate | 選択 | DPad |
Submit | 決定 | イーストボタン | |
Cancel | キャンセル | サウスボタン | |
Speech | SpeechHistoryCurrent | 現在の読み上げ履歴 | ウェストボタン |
SpeechHistoryPrevious | 前の読み上げ履歴 | ウェストボタン+DPad左 | |
SpeechHistoryNext | 次の読み上げ履歴 | ウェストボタン+DPad右 |
アクションマップ | アクション | 機能 | デフォルトボタン |
---|---|---|---|
- | - | 決定 | タップ |
アクションマップ | アクション | 機能 | デフォルトボタン |
---|---|---|---|
- | - | 選択 | 画面中央で上下左右へスワイプ |
- | - | 決定 | 画面中央でタップ |
- | - | キャンセル | 画面右端から左へスワイプ |
ゲームを起動すると、タイトルシーンが表示されます。また、FS2のテキスト読み上げ機能で、ゲーム中の全てのテキストをOSの読み上げ機能を用いて読み上げます。
何かキーを押すと、言語の選択ウィンドウが表示されます。FS2は現在、日本語と英語の他、Google翻訳により108の言語をサポートしています。Sキーを押すと、言語の検索ダイアログが開きます。
言語を設定すると、プライバシーポリシーウィンドウが表示されます。ゲームをプレイするにはプライバシーポリシーに同意して頂く必要があります。長いですがお読みください。まとめると次のとおりです。サーバーでいろいろログを取るよ。公式サーバー以外に接続したらそちらにログが残るよ。こんな感じです。プライバシーポリシーはこちらのページでも確認できます。
プライバシーポリシーに同意すると、タイトルウィンドウが表示されます。ゲームを開始するには「ゲーム開始」を、オープニングを見るには「オープニング」を、ゲームの設定を変更するには「オプション」を、スタッフロールを見るには「スタッフロール」を、ゲームを終了するには「ゲームを終了する」をそれぞれ選択してください。
また、タイトルシーンで決定ボタンを10秒間長押しでオプションデータをリセットすることができます。
画面上端から画面下端へ大きくスワイプすることで、入力方式をジェスチャに切り替えることができます。
FS2は、インターネットで他のプレイヤーと一緒に遊ぶことのできるオンラインゲームです。
オンラインゲームでは、サーバーと呼ばれるゲーム進行を管理するコンピュータに、クライアントと呼ばれる各ユーザーのコンピュータが接続して、ゲームが成立します。
ロビーシーンでは、そのサーバーを立てたり、あるいはクライアントとしてサーバーに接続したりできます。他のプレイヤーと遊ぶ場合は「公式サーバーに接続する」を、一人で遊ぶ場合は「オフラインでプレイする」を選択しましょう。
「公式サーバーに接続する」または「オフラインでプレイする」を選ぶと、キャラクター選択シーンが表示されます。キャラクター選択シーンでは、キャラクターを読込・作成・削除することができます。
空いてるスロットで「作成」を選択してみましょう。
※プロダクトキー機能は廃止しました。今後は最初からキャラクターは8人まで作成できます。
キャラクター作成シーンでは、キャラクターの名前・性別・肌の色・目の色・髪型・髪の色・服の色などを選んで、キャラクターを作ることができます。
名前を選ぶと名前ウィンドウが開きます。インプットフィールドにフォーカスを合わせたら、Zキーで入力を開始します。名前は半角英数1~12文字で入力します。名前を入力したら、Enterキーで入力を完了します。ウィンドウ下部の「OK」ボタンで名前の設定が完了します。
Android版ではインプットフィールドの入力の際、TalkBackを有効にすればIMEを読み上げます。
性別を選ぶと性別ウィンドウが開きます。トグルを左右キーで選び、Zキーで決定します。ウィンドウ下部の「OK」ボタンで性別の設定が完了します。
肌の色を選ぶと肌の色ウィンドウが開きます。 色はウィンドウ上部の「カラーパレット」から選ぶほか、 その下にある「R」「G」「B」のスライダーで指定することができます。 色を選んだらウィンドウ下部の「OK」ボタンを選択します。 目の色、髪の色、服の色も同様です。
髪型を選ぶと髪型ウィンドウが開きます。髪型はリスト項目から上下キーで選び、Zキーで決定です。
選び終わったら「作成」を選択し、キャラクターを作ります。キャラクター選択シーンで、作ったキャラクターの「読込」を選択しましょう。さあ、冒険の始まりです!
ゲームを終了するには、タイトルバーの右にある閉じるボタンをクリックするか、Alt+F4キーを押します。セーブデータがあなたのパソコンにファイルとして保存されます。お疲れさまでした。
FS2のセーブデータは、通常のオンラインゲームとは異なり、ユーザーの端末に保存されます。Windows版、Mac版、Linux版では、ロビーシーンの「高度な設定」の「セーブデータフォルダを開く」で確認できます。Android版では、ディレクトリの確認のみできます。
Windows版、Mac版、Linux版では、ゲームの実行可能ファイルのあるフォルダを削除しても、セーブデータフォルダにセーブデータが残ります。Android版では、アプリを削除するとセーブデータも一緒に削除されます。
この仕様は、オフラインでプレイしたり、公式サーバー以外のサーバーでプレイしたりをできるようにすることを意図して、実装しました。これによって、公式サーバーのサポートが終了したとしても、オフラインでプレイしたり、自分でサーバーを立てたりすることで、プレイし続けることが可能となっているはずです。