翻訳について

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概要

ユーザーはFS2の翻訳テキストを編集することができます。ユーザーは翻訳テキストの質を向上させたり、ゲームを新しい言語に対応させることができます。

翻訳したテキストは自由に配布して構いませんが、有料で販売するのはご遠慮ください。翻訳したテキストを提供してくださる方は、連絡先よりご連絡ください。開発者がスクリプトでチェックした後、ゲームに組み込まれ、次回アップデートで反映されます。報酬として提供できるのはクレジットへの名前の明記のみです。予めご了承ください。

翻訳を開始するには、ゲーム内のチャットウィンドウで「/exporttranslations」を実行します。セーブデータフォルダの「translate_edit_[version]」フォルダに翻訳テキストがエクスポートされます。

それらのファイルを編集することで、翻訳テキストの編集ができます。

ゲーム開始時に、セーブデータフォルダの「translate_edit_[version]」フォルダの翻訳テキストが自動で読み込まれます。

languages.txt

「languages.txt」は言語のデータです。tsv形式で入力しますが、拡張子はtxtです。それぞれの行に格納するデータは以下のとおりです。

  1. ISO 639-1のコード。RT-Voice Proという読み上げエンジンに渡します。(例:ja)
  2. 言語ID。他の言語と区別するためにつけるIDです。言語の名前をアルファベットで入力します。(例:Japanese)
  3. 表示名。言語のドロップダウンで表示される名前です。言語の名前をその言語で入力します。(例:日本語)
  4. UnityのSystemLanguageを数値で(下表を参照)。初回起動時の言語の自動選択で使用します。SystemLanguageに存在しない場合、-(ハイフン)を指定します。複数の候補を指定する場合、,(カンマ)で区切ります。(例:22)
  5. 言語の方向。左から右に記述する言語の場合、LeftToRIghtを指定します。右から左に記述する言語の場合、RightToLeftを指定します。なお、FS2は現在双方向テキストを正しくサポートしていません。(例:LeftToRight)
SystemLanguage
言語名
Afrikaans0
Arabic1
Basque2
Belarusian3
Bulgarian4
Catalan5
Chinese6
Czech7
Danish8
Dutch9
English10
Estonian11
Faroese12
Finnish13
French14
German15
Greek16
Hebrew17
Hungarian18
Icelandic19
Indonesian20
Italian21
Japanese22
Korean23
Latvian24
Lithuanian25
Norwegian26
Polish27
Portuguese28
Romanian29
Russian30
SerboCroatian31
Slovak32
Slovenian33
Spanish34
Swedish35
Thai36
Turkish37
Ukrainian38
Vietnamese39
ChineseSimplified40
ChineseTraditional41

それ以外のファイル

languages.txt以外のファイルでは、最初の行にISO 639-1のコードを記述し、それ以降の行に翻訳テキストを記述し、最後の行に[EOF]を記述します。

テキストが正しく読み込まれなくなるため、行をずらしてはいけません。表計算ソフトを使って編集するといいかもしれません。

■で始まるテキストはコメントです。翻訳テキストを整理するために書いてあります。ゲーム中では使われません。

-は空白要素です。開発初期はデータの削除や挿入が多かったので、間を空けてデータを作っていた名残です。

StatesNameに含まれる「xDead」などの接頭辞xは、未使用のデータを表しています。ゲーム中では使われません。

[]で囲まれたテキストは置換文字列です。実行時にプログラムが別の文字列に置換するため、翻訳せずそのまま入力します。

翻訳のチェック

チャットウィンドウで「/checktranslations」を実行することで、翻訳のチェックができます。翻訳テキストが空白でないか、置換文字列が含まれているかを、それぞれ確認できます。


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