Objectives

私たちの目指すもの

地域社会は「障害者」が当たり前のように暮らせる環境ではありません。最近は多くの公共の建物に多目的トイレやスロープが設置され、車椅子が通りやすいよう道路が整備されてきていますが、それでも街の造りの多くは「健常者」仕様です。また、財政が厳しくなると福祉は真っ先に削られやすく、社会的弱者の負担は大きくなる傾向があります。
つまり、私たちの住む社会は「障害者」が暮らすことを前提に作られていないのです。これでは「障害者」が人間らしく生きる権利、自立する権利は否定されてしまいます。私たちは、このような社会を、「障害者」と「健常者」が共に生きられる社会に変えていくためには、「障害者」が実際に地域生活することが大切だと考えています。日常の介護を通してそれを支えるのが地区介の活動です。