Importance

介護活動の重要性

「障害者」が地域で生活を送るためには介護者が必要不可欠です。介護者による介護活動があって、はじめて、「障害者」の自立生活は可能になるのです。しかし、介護者がいないために、地域での自立生活を望みながらもそれを断念せざるを得ない「障害者」がたくさんいます。他方で、実際に地域での自立生活をおこなっている「障害者」も、介護者が見つからない時には一晩中車椅子のまま起きているとか、数日前から水や食事を制限して次の人が来るまで待つという状態になることもあります。一人でも多くの「健常者」が介護活動に参加することによりこうした状況を改善し、より多くの「障害者」が地域での自立生活を実現できるようになるのです。 
介護活動はほかにも重要な役割があります。「障害者」と「健常者」の日常的な交流は「障害者」への理解を深め、不条理な偏見や差別をなくしていくことの前提です。「障害者」への理解の欠如は、この社会から「障害者」を容易に排除していくことに繋がります。 「障害者」を差別し排除する社会は、「健常者」にとっても住みよい社会とはいえないでしょう。「健常者」も「障害者」も共にその存在を認め合って生きていける社会こそ、真に豊かで住みよい社会といえるのではないでしょうか。