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開田村は寒い地域で、昔は稗・粟・麦を主食に暮らしてきたと言われる
生活するには厳しい地域であった。 現在でも隣の王滝村は破産自治体となっている。
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センター前には花木園が広がり、群青の御嶽山を背にブルーベリーの紅葉が冴える。
夏場にはブルーベリー狩りで賑わうそうだ。
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紺碧の空は何処までも高く、白樺は、なお白くはえる。
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牧場では木曽馬が秋の柔らかい日差しを浴び、黙々と草を食む。
長閑な秋の午後 。
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木曽馬の里を出て、帰りは飛騨街道より戻ることにする。
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唐沢の滝は木曽福島から高山を結ぶ飛騨街道の名勝の一つで
高さが１００ｍある。 昔は四段の滝で１３５ｍあったそうだが
現在は２段しか見ることが出来ない。
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帰り道、乗鞍岳が真冬の様な厳しい顔を覗かせる。 それに比べ
御嶽山は、穏やかに、別れを惜しんでくれているようだ。
又、来いよ！ とススキがまねいている。 そんな気がした。
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御嶽山
秋の日はつるべ落とし、日暮れるのが速くなる。 車は黄色の落葉をはじき家路へと急ぐ。
やがて、冷たい北風は木葉を落とし、山は冬景色へと変わって行く。
そして、春が、また必ず戻って来てくれる。
ＮＥＸＴ おわり ＨＯＭＥ