京都・高桐院の紅葉
京都市北区紫野大徳寺町73−1
04.11.29




京都北区、紫野の大徳寺の山内、今宮参道に接した林の中に、高桐院がある。

ここは細川忠興(三斎公)が建立した大徳寺塔頭の一つ、

参道につづいた客殿、書院、茶室、それを取り囲む庭々・・・

其処には利休七哲の一人として茶道、歌道を極めた者の幽玄の世界があった。





薄暗い参道に、にぶく光る孟宗竹の手摺。

不揃いの石を一直線に敷き詰めた石畳。

それを避けるような散り紅葉。

言葉に表現しきれない隠れたもの。 これぞ幽玄!!


薄暗い光に黄葉が光る。





苔の上の落ち紅葉。





晩秋のメランコリー!






書院の二枚障子よりの紅葉! 縁側に、うつろう。






客殿南庭
 
 池も無く、枯山水に見られる様な庭石も無い。
あるは竹林を背景に春日灯籠唯一つ。

様式から外れた三斎公、独自の世界!

一切の無駄を切り落とした侘びの極致!

其処に広がる敷き紅葉。




南庭の散り残った黄葉






西庭園へと・・・











庭園より見た茶室松向軒

秀吉が北野天満宮の大茶会で用いたと伝わる。



終い
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