ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
2012.1.2〜1.3

大阪にユニバーサル・スタジオ・ジャパンと言うテーマ・パークがある。 正月休み、そこに孫達が行きたい

と言うので行くことになった。 孫達は今までに二度行っていて、今度は三度目と言う。 しかし、こちらは

さっぱり分らない。 ホテル・リザーブのためネットで調べると、オフィシャル・ホテルのユニーバーサルポートが

U・S・Jスタジオ入場券付きのプランを出していた。 場所も近く、入場券取得の煩わしさもないので、そこに

決める。 旅程としては、1日目は大阪城により、その後、ホテルの対岸にある天保山の港にある海遊館を見る。

翌日は、1日、U・S・Jパークを見ることにする。 当日の朝、孫達は、予定より早くやって来た。 追い立てられて

7時半に家を出る。 正月のため高速道路は混雑を予想したが、朝が早かったのか、順調に走り、森之宮の

駐車場に到着。 大阪城も年末から休んでいて今日が新年の開館日、早々から客が来ている。 玉造門より

入り、二の丸の豊国神社で、「太閤さん」への敬意と新年のお参りをする。 孫達も神妙に参っていた。

桜門より入いると、本丸の入口を守るため、大きな石で囲まれた枡形あり、そこを通って本丸に入る。


外堀




  
豊国神社前の豊臣秀吉像




  
          桜門                                    桜門・枡形の巨石(たこ石) 岡山産の花崗岩



 
 本丸・天守閣

大阪城の地は元は蓮如上人が坊舎を開いたところで、石山・本願寺があったが、織田信長に

攻められ、その後、豊臣秀吉が織田信長亡き後、天下を統一し、こちらに大阪城を築城した。

天守閣は五層8階で、現存のものは昭和8年に大坂城屏風図を元に再建されたもので、豊臣時代の

ものではなく、徳川になって豊臣色を払拭する為、石垣から天主まで一新されたとものだと言う。

天主内には、甲冑や秀吉の愛用した「黄金の茶室」「大阪夏の陣」の模型など展示されている。

又、展望台からは大阪市内のパノラマが素晴らしい。



  
大阪府庁方面                                   大阪城ホール背後ホテル・オークラ


大阪城を後に、森ノ宮より13号線に乗り、堺筋本町をぬけ、九条、弁天島を通って、天保山から天保山大橋を渡ると

右手にユニバーサル・スタジオが見えてくる。 その先、北港ジャンクションを曲がり湾岸線を下りると、「ゆめ咲線」の

駅横にホテルはあった。 ホテルに荷物を預け、昼食でシティ・ウォークに行く。 シティ・ウォークとは、スタジオパーク

の前に出来た門前町のような所で、レストランなど食べ物屋がよっている。 そちらで、たこやき屋に入る。 色々な

種類があり、こちらは「明石風」を頼む。 味はやはり年寄り向きのうす味で口にあった。 腹ごしらえをして、ホテルの

裏から出る「天保山行き」の船で、「海遊館」に向う。 船は天保山大橋の下をねけ10分ほどで海遊館桟橋に着く。


安治川に掛かる天保山大橋





ホテル、ユニバーサル・ポート





船から見るホテル、

海遊館は天保山ハーバービレッジの海際の一角にあり、巨大水槽をもった大阪の誇る水族館である。

巨大な水槽の周囲を、らせん状の回廊型通路を下りて行くと、自然に全体が見えると言う構造になって

いて、目玉は回遊する「巨大ジンベイ鮫」であるる。 入口を入って八階まで、エスカレーターで上がり、

回廊型通路を辿って行く。 七階から八階は日本のアマゴやカワウソから南極大陸のペンギンたちまで

バライティな動物達が揃い、六階から四階は巨大ジンベイ鮫やスナメリ、エイやクエなどの大型魚がいる。

ジンベイ鮫が現れた時には、やっぱり迫力がある。 静かに現れ、写真を構えた時には青い水に消えて

行った。 三階は多品種のクラゲが幻想的に遊泳し、トンネル式の水槽には、熱帯、亜熱帯の色鮮やかな

魚達が浮遊するのが見える。


  
エイの回遊



   
        鮫                                     ジンベイ鮫の実物大模型


海遊館を見終わり外に出ると、日はすっかり水平線に近かずき、ホテルに戻ることにする。

行きと同じ船に乗ってホテルに到着。 フロントでチェック・イン、部屋に案内される。

一つはスーペリア・ツイーンのハーバーサイド、もう一つはファミリーαのパークサイド

部屋は何れも広い部屋でゆったりしている。 ファミリーの部屋はカラフルなインテリアで

子供達向けのしつらえ。 こちらのホテルは、ファミリー向けの大きい部屋が多くあり、

家族やグループ向きのホテルである。 バスも大きく合理的に造られゆったり寛げる。



天保山より見る夕日





部屋よりの眺め ハーバーサイド



ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(U・S・J)

U.S.Jと言うのは、元はハリウッドのユニバーサル映画が企画したテーマパークで、ハリウッド

地区、ニューヨーク地区、サンフランシスコ地区など、エリアが分れテーマ・パークが造られている。

そこに、7つの人気アトラクションがあり、それに向って、客が集中するため時間待ちが発生する。

その時間待ちを少なくし能率的に見るために、見るコースの予定をどう立てるかで、見れる数が

決まってくる。 巧く廻らないと、同じ入場料で数が少なくなってしまう。 しかし、「エクスプレス

パス」と言う制度があって、そのパスを使うと、待時間なく見ることが保証され、まあ言えば

「地獄の沙汰も金次第」と、言うわけ。


そんな事から、夕食の後、明日どう能率よく見るかの段取りを息子と打ち合わせ、

やはり3200円人を奮発し 「エクスプレス・パス」を利用することにする。


息子と孫達は朝早く起き、開門前に待って開門と同時に、一番人気の高いアトラクションである

「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」に乗りに行く。 これは多人数乗りのジェットコースターである。


年寄り組みは、ゆっくりとゲートに行くと、もう沢山の人で埋まっていた。

孫達は既にジェットコースターを乗り終え、ゲートで待っていた。 早速、我々は

エクスプレスパス・パスを使って「ジョーズ」の海へ。 ボートに乗り込み、動き出すと

周囲でやたら不気味な音がして、にわかに、ボートサイドに水面より鮫が顔を出す。

するとボートに乗っていた船乗スタイルのネイちゃんが機関銃を取り出し鮫に向かって

発射する。 水しぶきが上がり、大きな音響とともに、しぶきをかぶる。 第2、第3と

鮫が現れ恐怖感が広がり、最後にジョーズが現れて・・・ 映画のシーンを見る様な

大きな口をあけたジョーズ・・・ 映画現場の再現である。



パーク・ゲート





ジョーズの館




鮫の群がる海へでるボートと船員

次は熱帯樹林のジュラシックパークに入る、恐龍が現れ闊歩し出す。  「ジュラシック・ライド」の乗り場でボートに

乗り込む。 一番前の席となり、いや〜な予感、ボートはジャングルの中の川を進む。鳥や動物の鳴き声が聞こえ

何かが起こりそうな雰囲気・・・  そこはワニや恐竜の生息地であった・・・

川の流れが速くなり、あ〜と言う間に暗がりの中へ、真逆さまに・・ 衝撃とともに水面に叩きつけられ、

水でびっしょり。 やはり、合羽を着るべきだった。 息子が言っていた通りだった。

”老いては子に従え” か?



ジェラシック・パークを闊歩する恐龍





ジェラシック・パークのボート

次はサンフランシスコ地区で、シヨー・アトラクション。 「バック・ドラフト」

工場か倉庫の様な建物の中に入り、鉄骨で出来たタラップを登り、スリットのある

床に立たされる。 そこには油脂類や燃えやすい危険物が多く置かれている。

突然、前のドラム缶が爆発し、大きな炎と爆発音、熱風が吹き、トリックとは言え、

実際に燃えている現実に怖さが広がる。 床が揺れ、次から次と爆発と火炎が広がり、

閃光と熱風の火事現場! そう言えば此処は以前、事故を起こして新聞沙汰になった所。


次は「バック・トゥー・ザ・フューチャー・ザ・ライド」。 タイムマシンに乗って、一気に時空を

超えてタイムスリップ。 山を越え雪崩や火山をよけ、地底にも潜り、氷河期へも進む。

恐竜の鼻先をかすめて過去と未来を移動。 今にも迫ってきそうな映像に顔をそむける。



バックドラフトの館

次いでニューヨーク地区では、「スパイダーマン・ライド」、これは安全ゴーグルを掛け、ライドに乗って出発。

 スパイダーマンの世界へ。 マシーンが動き出しスクリーンからビルからビルへ飛び移る

スパーダーマンが飛び出し、3D画面で暴れ回る。 水をかけられたり、炎が出てきたり、

冷たかったり、熱かったり、くるくる回ったり、攻撃されたり、と立体的体感・・・


次はターミネーター館へ。 こちらは人類とサイボーグの未来をかけたバトル。

立体眼鏡をかけサイバーの世界。 立体映像が鼻の先まで来る。

思わず体が逃げる、と言った臨場感がいっぱい・・・・


ついで、ウオーター・ワールドのショー・アトラクションを見る。 満々と水で満たされスタンドで

囲まれたプールがある。、こちらで水上スタントショーが始まる。 水上基地の巨大なセットで

モーターボートや水上バイクが猛スピードで滑走し、強烈なスタントプレイが始まり、銃声が

乱れ飛び、火薬が爆発し火焔が上がる。 スタントマンが高い所からダイビングしたり高度な

技を見せる。 圧巻は、墜落した水上飛行機が水面に飛び込んで来た・・・


 
水上基地の巨大なセットで繰り広げるスタントマンのアクション





火薬が爆発し、ボートは火災を起こし、水上飛行機が飛び込んで・・・



 
パーク内風景




フォーエバー・クリスマス・ショー





ユニバーサルのステージ

孫達は余ったエクスプレス・パスをもらって、目当てのアトラクションへと走って行く。

こちらはレストランのテラスで疲れて一服と決め込む。 暫くすると、孫達が我々の

処へ戻ってきた。 ショーやライドを乗りまくり、流石に、くたびれたのか、

”もう帰るか” と聞くと、”うん” と頷く。

テーマパークも、すっかり夜の帳がおり、イルミネーションが輝き、人達は家路へ。

我々もつられて、ユニバーサル・パークに別れを告げ帰途につく。

車のエンジン音に誘われ何時しか孫達は夢の中へ。


 
夜のパーク内






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