■これがファミリーコンピュータだ!!■
【ファミリーコンピュータ編】
ファミリーコンピュータ【以下:ファミコン】の周辺機器
『ディスクシステム(※)』を購入した際に同梱されて
いた、B6版の小冊子です。
タイトルにもあるように、もともとはファミコン本体用
の拡販小冊子だった様です。

 なぜかやたらファミコンに詳しい(笑)宇宙人「コン
吉」と、地球の少年「学」がファミコンについて色々と
学んでいく様子が、全34ページの漫画で描かれて
います。
 作品中ではファミコンの内部構造や取扱時の注意事項が紹介されて
おり、ゲームソフトや具体的な遊び方についてはほとんど触れられてい
ません。
 むかし子供向け雑誌でたまに見かけた”コンピュータの仕組みを紹介
する学習漫画”に近い展開です。
(今でもそういう漫画あるんでしょうか?)

 ファミコンの構造については意外と細かいところまで解説されていて、
今読んでも「へえ、なるほど」と思わず感心させられます。
 カセット内部にメモリが2つ入っている話とか、むかし聞いたような気も
しますがすっかり忘れていました。(笑)
…実際にカセットの差込端子を見てみると、中央あたりに区切りラインの
ようなものが確認できます。


 …そして物語は、コン吉と学の子供らしい友情を描きながら2冊目の
「ディスクシステム編」へと続きます。

※ディスクシステム
1986年に発売されたファミリーコンピュータの周辺機器。
『ディスクカード』による安価・大容量・書き換え可能と
3拍子揃ったソフト提供が大きなウリでした。
「ゼルダの伝説」や「悪魔城ドラキュラ」等、後世に残る人気シリーズも
数多く輩出。

↑TVゲームが今ほど世間に浸透していなかった
時代、親にファミコンを買ってもらうために
「勉強もできるんだよ」というフレーズを使うのは
交渉の際の常套手段でした。(笑)

実際真っ先に勉強ソフトを買った子供がどれだけ
いたかは定かではありませんが、
「ポパイの英語遊び」等は勉強ソフトの枠を越えて
普通に遊べる面白ゲームに仕上がっていました。