■奇々怪界 謎の黒マント■
■メーカー:ナツメ ■概要:
■ジャンル:アクション 1986年にタイトーから発売されたアーケード作品「奇々怪界」の続編。
ほとんど別ゲームといえるほどスピード感や爽快感が向上している。
難易度は高く攻略パターンを確立しないと先に進めない個所が多いが、逆にいえばパターンさえ見切ればクリアは可能。
新アクション「スライディング」の使いどころがポイントか。
シリーズおなじみの主人公小夜ちゃんと、アーケード版ではラスボスだった化けタヌキ「魔奴化(まぬけ)」を操って2人協力プレイも可能。
ちなみにラスボス「黒マント」は最後まで黒マントと頭巾を脱がず、正体は「謎」のまま。(笑
■ハード:スーパーファミコン
■発売日:1992年12月22日
■価格:\8500
■備考:

■高い完成度のアクションシューティング!■
発売された当時ファミ通で「割と面白い」といったような記事を読み、実は半信半疑で買ったソフト。
遊んでみたらすごく面白かったです。半信半疑ぐらいのソフトが予想以上に面白かったりすると”こりゃあすごい掘り出し物を見つけたぜ”とか喜んだりします。ファミ通見て買ったくせに。
メイン攻撃方法であるお札が、ものすごく連射が効く上に、えらいスピードでかっ飛んでいくので何とも痛快です。
敵弾を弾き返すお祓い棒も、プレイヤーの行動に深みを与えています。
”難しい”とよく言われますが、敵の攻撃には一定のパターンがあるので、何度かやり込めば必ず活路が見出せる所謂「覚えゲー」です。
機会があれば是非一度遊んでみていただきたいですね。
最近は変にプレミアついてるみたいですけど・・。

■裏技■
<ステージセレクト>
1.キャラクター選択画面でXとYを押しながら A・A・A・A・B・B・B・B・A・B・A・B・A・B・A・B
  と入力する。
2.スタートボタンを押す。
3.十字ボタンの上下でステージを選択してスタートボタンを押す。

<奇々怪界シリーズ一覧>
タイトル ハード 発売年 メーカー
奇々怪界 アーケード 1986 タイトー
奇々怪界 怒涛編 ファミリーコンピュータ 1987 タイトー
奇々怪界 MSX2 1987 ソニー
奇々怪界 PCエンジン 1990 タイトー
奇々怪界 謎の黒マント スーパーファミコン 1992 ナツメ
奇々怪界 月夜草子 スーパーファミコン 1994 ナツメ
奇々怪界 Windows 2000,2004 メディアカイト
奇々怪界 あどばんす ゲームボーイアドバンス 2001 アルトロン
奇々怪界 J-フォン 2002 タイトー
奇々怪界 i-mode 2002 タイトー
奇々怪界DX ボーダフォン 2004 タイトー
タイトーメモリーズ 上巻 プレイステーション2 2005 タイトー

スーパーファミコン版「謎の黒マント」と「月夜草子」、ゲームボーイアドバンス版「あどばんす」が完全新作で、他の作品はアーケード版の移植作となっています。
独自のカスタマイズで大幅にゲーム性が変更されているスーパーファミコン版と、初代の雰囲気を色濃く残したゲームボーイアドバンス版。それぞれの新作が別の方向性を見せていて、遊び比べてみるとなかなか面白いです。
また一見アーケード版の移植に見えますが、実はお札の使用回数に制限があったりスクロールが任意探索型に変更されているファミコン版は新作といったものか「アーケード版 改」といったものか微妙な位置付けです。
タイアップアイドル「伊藤 美紀」がゲーム中に登場したり、七福神人形が付属したり、ファミコン版は何かと異彩を放っています。
今となってはプレイステーション2版やWindows版など高スペックハードが高水準の移植を見せていますが、まだまだTVゲームが8ビットだった時代にアーケードから見事な移植を見せたPCエンジン版の功績も大きいと思います。

お手軽に手に入る上に、時と場所を選ばないプレイを可能にしてくれた携帯電話版も、より多くの人に奇々怪界に触れる機会を与えてくれたのではないでしょうか。
↑初代ラスボス、化け狸の「魔奴化(まぬけ)」
モビルスーツ並にデカい小夜ちゃんに化けて登場しました。
彼はいったい何を伝えたかったのか・・・。
以後のシリーズでは改心して小夜ちゃんの良き相棒となります。

「ある日の奇々怪界」