05年・11月マンスリーチャートレビュー
集計期間:10月17日〜11月20日順位 | タイトル | アーティスト | 発売日 | 売上 | 好度 | |
1− | 青春アミーゴ | 修二と彰 | 05/11/2 | 94.5 | ||
2− | POP STAR | 平井堅 | 05/10/26 | 19.8 | ||
3− | WISH | 嵐 | 05/11/16 | 17.8 | ||
4− | 僕ノキモチ | WaT | 05/11/2 | 17.2 | ||
5− | 桜 | コブクロ | 05/11/2 | 16.1 | ||
6− | 超特急 | ゆず | 05/11/9 | 10.4 | ||
7− | ジョバイロ | ポルノグラフィティ | 05/11/16 | 10.2 | ||
8− | 粉雪 | レミオロメン | 05/11/16 | 9.3 | ||
9− | 修羅場 | 東京事変 | 05/11/2 | 8.5 | ||
10↓ | ENDLESS STORY | REIRA starring YUNA ITO | 05/9/7 | 7.3 |
1位は修二と彰・・・ ・・・。 な な なんなんでしょう。この特大ヒット振りは。 いや、確かに古き良きジャニーズの定番ソングって感じだし、ドラマにも見事に合ってるしの売れ線の曲だと思う。愛もある・・・哀しみもある・・・でも、 これが年間一位は ないでしょう!!!! ジャニーズの中では自分も気に入った方だし、確かに実にキャッチーな曲である。でも売れたとしても、トラジハイジレベルくらいに収まると思ってたんだけどなぁ.... 3週目では、チャートファン全員に「できすぎ」と言わせたほど見事な大逆転劇を起こし、ケツメの「さくら」を数千枚差で振り切って年間一位を飾りましたね。しかしこんな曲が年間一位を獲ってしまったことを、いったい後世の音楽ファンはどう言うのだろうか。この曲の年間一位に納得する人が、一体どれほどいるというのだろう。 ケツメイシのさくらが年間一位を獲っていたのなら、後世の人にも「この時代はラップとバラードを融合させたような音楽が流行っていたのか」と、すぐに認知することができる。しかしだ、修二と彰では・・・。 だがこないだカラオケに行って、そんな自分の考えは少し変わってきた。隣の部屋にいた男子5、6人が、この曲を皆で大合唱していたのである! 「uh〜お〜れたちは昔からぁ〜」と、それはそれはノリノリで、全員大声で一丸となって歌っていて、その姿は羨ましいほどであった。 あの光景を見ていると、なんだかこれが物凄いパワーを秘めている曲のように思えてくる.... でも亀梨は嫌いです。 2位は平井堅 ユーモアたっぷりのPVも話題となった、平井堅の良ポップソング。 思えばこんなに気軽に聴けるようでキャッチーなポップソング、彼のシングル曲では初めてじゃなかろうか? 「ストロベリーなんとか」とかいう歌も出ていた記憶があるが、やはりその曲の出来には大きな差があると思う。 ドラマの方は、伊藤美咲の能天気すぎるキャラにどうもついてゆけないイマイチな作品だったが、この曲は実に良く合ってました。 3位は嵐。 ここまで全てが連ドラの主題歌。しかもいずれのドラマも高視聴率を記録しており、随分とドラマと主題歌の結びつきが強いなぁってことを改めて感じさせられます。 でも井上真央は可愛いけど、この曲は別に好きじゃないです。とってつけたようなPVもイマイチ... 4位はWaT。 にしても今月は題名の短い曲ばかりで、覚えやすくていいなぁ。まぁ11位以降を見てみると、モー娘。の直感2〜逃した魚は大きいぞ〜をはじめとして、いつも通り倉木麻衣とCHEMISTRYが覚えにくいタイトルの曲をランクインさせていたりするのですが。 しかしこの曲は、サビでの2人での素直な掛け合いが好感を呼ぶ良い曲ですね。こんなに売れるとは思わなかったっす。 5位はコブクロ。 まさにコブクロらしい良いバラードなんだけど、あまりに「まさに」すぎて全く面白味を感じない。典型的なそんな曲。 6位はゆず。 すっかりaikoやELTと同系統の、「曲は確かにマンネリ化してる。でも、それがいい」的なアーティストと化してきたゆず。それは何もこれらのアーティストに限ったことでなく、広めていえばサザン、B'z、ミスチルなどもマンネリ化していると言えるのだろう。 まさにJ-POPシーンに有力な新人がなかなか出てこないことの弊害という感じがする。ここ3年で出てきた有力な中堅以上のアーティストは、ORANGE RANGE、EXILE、一青窈、倖田來未、大塚愛、(柴咲コウ)、NEWS、アジカン、HY、Janne Da Arc、レミオロメンといったところか・・・。やはり、その前の3年間に比べると乏しいな、という感じがしてしまう。(因みにケツメイシ、BoA、中島美嘉はその前からブレイクを果たしていた、という扱いにしました。) しかもJ-POPシーンの最上位まで登りつめたアーティストは、ORANGE RANGEしかいない訳である.... 嗚呼、次にその称号を与えられるアーティストは、誰なのだろう。いつになるのだろう。 7位はポルノ! ↑とはうって変わって、毎回マンネリ化を阻止しようと、それぞれの楽曲に様々なアレンジを付けたシングル曲をリリースしてくる辺りに、好感を持てるポルノ。まぁそれらの試みが、必ずしも上手くいってるというわけではありませんが・・・今曲は自分の中でかなりのヒットでした。間奏まで徹底的にラテンなアレンジがされていて、1曲通して全く飽きさせるところがないです。歌詞は相変わらず格好つけてるだけで訳分かりませんが、それもまた彼らのオリジナリティー。次はどんなシングルを切ってくるのでしょーか!? 8位はレミオロメン! 再びドラマ主題歌がきましたねぇ。今月の1週分の集計のみで8位を獲得し、ご存知、この後は見事にロングヒット街道を爆走しております。累計も50万台後半〜60万台前半まで伸びてきそうで、それほどの大ヒットを記録する程の曲なのか?と聞かれたら・・・・ 私は間違いなく「そうです」と即答するだろう。 サビは勿論、イントロから「渾身のバラード」と呼ぶに値する、魅力溢れるメロディが展開される。3月9日も相当なものだったが、この曲はそれ以上の胸を掻き毟るような哀愁に包まれている。 最近日本でブレイクするロック・ミュージシャンは、勢い第一で突っ走るパンクやギターロックのアーティストは多かったが、ここまでの哀愁を楽曲に封じ込めることのできるアーティストは少なかった。 etherも充分な良作であったが、こうなってくると次のシングルやアルバムにもとんでもない期待が集まってくる。彼らはその期待に応えることができるのだろうか。 9位は東京事変! もはや只の怪しさを超えて、次の次元に逝ってしまったかのような、ヒトクセもフタクセもある曲。とはいえ、一応アコギ主体。よくこんな曲を考えつくもんだ。 10位はレイラ。 3ヶ月連続チャートイン! |