COLD PLAY

どこまでも静的で、内向的なロックを展開する英国のバンド。
しかし1stから3stまで、その売り上げは凄まじいものがある。




1.Shiver
2.Yellow
3.Everything not lost
4.Don't panic
5.Trouble
          /9曲
PARACHUTES 68
2000年 1stアルバム

全世界で400万を売り、一気にその名を轟かせたコールドプレイのファースト。内向的な歌詞と曲調のためにverve、travis、radioheadなどと並び称されるアーティストだが、そのネガティブさはあれらのアーティストを凌ぐものがある。それこそ、よくもここまで卑屈にになれるものだな、と感心してしまうほどだ。

それにしても、彼らの曲を聴いていて「死にたくなった」という人の話を聴いたことがあったが、まさか自分もこのアルバムでそれに近い体験をしかけるとは思わなかった。 そう、あれは高2から高3にかけての春休み、テニスの合宿兼大会で千葉県白子に行き、私がテニスラケットを無くした時だ。このアルバムをi-podで聴きながら、直径1km余りの広い大会の会場を小雨と霧の中で探しまくったが、見つからない。そんな時、何故自分は存在しているのだろう、一見多くの人と付き合っているように見せかけながら自分はなんて孤独な存在なのだろう、ということを深く実感させられた。 特に
Shiverの持つ絶望的なまでの冷涼な空気感は凄い。Yellowもアルバム中で一番エレキの音が前面に出た楽曲で、聴き易さとメランコリーさを兼ね備えた名曲。イギリスのシングルチャートでも1位に輝きました。ラストに構える7分の大曲のEverything not lostも、展開にそこそこの複雑さがあってよい。

がしかし、その他の7曲はどれも実に地味なのである。勿論地味=捨て曲という訳ではなく、前半の楽曲はエレキギターがそれなりの効果を出していてそれなりに聴き流すことができるが、8、9曲目だけは何度聴いても殺人的に退屈.....

もう少し、音の数の多いアレンジがされていれば・・・。