2004年大会(第80回)



2004年箱根駅伝、往路結果。 

1位:駒澤
2位:東海
3位:亜細亜
4位:日体大
5位:法政
6位:東洋
7位:神大
8位:中央学院
9位:日大
10位:帝京
11位:山学
12位:順大
13位:中央
14位:国士舘
15位:早大
16位:大東
17位:東農
18位:城西
19位:関東学院

というわけで、3日前の予想と比べるのすら恥ずかしい、かなり波乱の展開となりました。2chの予想も大幅に外れているようで、やはりこれは「実力がレースにつながらないレース」となったっぽい。
亜細亜の超大健闘、中央、早大低迷、大東大ブレーキ・・・ などがそれに当たる訳だが、
とりあえず各区間の感想、いってみよーー


1区
スタートして2キロ、3キロ、4キロ・・・と、どんどん力無き選手が振り落とされていくという、かなり理想の展開に。そして区間賞候補の山梨も6キロあたりで飛び出し、なかなか面白いレースとなる。
でも・・・・  ああああああ、2番目に振り落とされたグループに早稲田が・・・(((( ;゚Д゚)))
往路はあわよくば優勝かも・・・と言われた早稲田大学、全 然 駄 目です
その代わり、同じく初出場にして往路上位に食い込むかも、と言われる城西はしっかり上位集団についてます。やはり櫛部氏は偉大です。

そしてそのままの状態がしばらく続いたのだが、13キロで山梨が失速。一時は1分近く放したのに・・・ ペース配分に難があったのか!?
と同時に、後ろでは駒澤と日体大がいきなり飛び出す。2方の差は一気に縮まり、ここから山梨、悪夢のごぼう抜かれが始まる。後ろの集団にも次々と抜かれ、更に東海、東洋などにも抜かれてゆく。山梨はここで差をつけておかねば、シード確保すら危ないのに・・・

とにかくここ3年のスローペースの一区に、様々なところから「誰か飛び出す勇者はいないのか!??」と文句が飛んだが、今日それを実践した山梨は自滅しますた。ただ個人的には、区間賞を取った日体大ももう少し頑張れた気はする。ラスト1キロの表情もアレだったし。


2区
東洋大、三行は化け物並みの凄さだった。確かに10000mのタイムは28秒後半で、注目されるべき速さの選手ではあった。しかしそれ以上にこの区間には、事実上化け物:モカンバ(山梨)、吉村(神大)といった選手がおり、他にも藤井(日大)、空山(早大)、一井(東海)、内田(駒澤)、といったスター選手ばかりであった。流石は花の二区!
しかし三行はそれらを少し超えるペースで前半を入り、後続モカンバ、吉村の追い上げも霞んでしまう程だった。・・・ってか、むしろここでも大ブレーキった空山(早稲田)の方が映ってたような・・・(つд`)
東洋は権太坂で3位に浮上。後半も信じられないペースで突っ込みまくり、駒澤をあっという間にかわしたかと思うと、そのまま25秒差をつけて中継所に飛び込んだ。臆せずによく頑張ったなぁ(゜ーÅ)
ちなみに日大は、前半こそ突っ込んで2区の主役になっていたが、実況から「彼女のお守り」の話が出た途端に2chの住人に猛批判を受け(謎)、そのまま彼らに呪われたようにペースダウンΣ(゚ロ゚ノ)ノ  順位を下げてのタスキリレーになった。
モカンバは区間2位でまずまず。
東海、神大はテレビに映らない微妙な位置で、それも微妙に順位を上げ続け、それなりのタイムで中継所に飛び込んだのであった。
ちなみに、俺の注目していたもう1高、城西も大幅に遅れて17位に沈みました・・・この後の3区にて、城西vs早稲田の執念のビリ2脱出デスマッチが行われます。


3区
25秒差はすぐにひっくり返された。5キロにて日体大、駒澤が東洋をとらえ、アッという間に抜き去ったのだった。
しかし東洋の実力を考えれば、これは仕方ないヽ(´ー`)ノ 
そのまま駒澤は快調なペースを刻み、後続を引き離してゆく。東海も見た感じ脚に少し異常があるようで、中盤以降かなり遅れてゆき、平塚では3分近い差に。5区に中井がいるものの、この時点で東海の往路優勝に黄色信号が燈る。

しかし、この3区の真の主役は神大:下里なのである・・・!
序盤こそおとなしかったものの、10キロから猛烈な追い上げを開始。
残りの10キロの間に法政、山梨、日大、東海、亜細亜、大東、東洋の7チームを抜き去ると言う、離れ業をやってのけた。前半はトップ争い、後半はこの神大の暴走で、なかなか面白い3区となりました。

それにしても、東洋大は流石に遅れすぎだろ。終わってみれば区間20位の最低記録・・・ しかしコレが、4区での東洋再復活を印象づける前舞台となるのだが!
更に更に、沈みまくっているクセにまだ日テレに注目されて映され続ける飼い殺しな早稲田、ここで区間記録的には復活する。区間3位。充分すぎる好記録だぁ( ̄ー ̄)
・・・ただ、2区の勘違いエース:空山の貯金が重すぎ、結局順位は1つupに留まったが。


4区
大東がいまひとつパッとしない、対照的に駒澤は最高の走りでどんどん日体大を離し、独走態勢を築こうとする。
あぁ・・・・ 
この時点で、駒澤の往路、そして総合優勝はほぼ確定しました(つд`) 
何が戦国駅伝だ! 少しは空気読むとかいうことを心掛けたらどうだ、馬鹿駒澤!←(これは管理人が激しく興奮しているだけです。お許しください!)
というわけで、この4区は文字通り駒澤、日体大の差がじわりじわりと放されていくのをひたすら見せられる区間となったが、それでも後続ではかなり興奮させられることは起こっていた。
神大、亜細亜、東海、法政、日大、大東がほぼ一直線になって固まり、抜きつ抜かれつのまま中継所に飛び込んだ。この6高の差は全てで僅か1分だったが、頭一つ出ていたのは東洋だった。2区を再び見ているかのように次々とかわしまくり、3区の差を戻した。まぁ6高とも大きくペースダウンすることなく、よく頑張ったものだ(゜ーÅ)

そして今まで一言も触れていなかったが、亜細亜のこの上位が決して「まぐれ」でないことが、この辺りから次第に明らかになってゆく。5位→6位→4位→4位と、予選上がり&シード落ちと見られていた高校なのに、粘り強く上位に着き続けるアジアン。そしてそのパワーは5区にも繋がり・・・!


5区
東海の中井が快走。当初の期待に沿う走りではあったが、区間記録にはかなり遠く、これだととても「期待以上の走り」とは言えまい。ただ、やはり後半の力の残し方は流石!って感じではあった。彼は力強く着き続ける亜細亜に、赤い服のアホ女DQNが、テレビに映ろうと飛び跳ねて肘づきを喰らわせた瞬間に本気を出し、亜細亜を引き離して日体大に迫る。その日体大をまさに「アアッ」という間に抜き、余力をつぎ込んで駒澤との差を減らしてゴールイン。
しかしこの5区、中井同等、もしくはそれ以上の走りをした人間が3人ほどいる。
一人は亜細亜。例の肘鉄で少し怯んだものの、粘りの走りで日体大を抜き、そのままの勢いでゴールインしたのであった。つまり往路3位・・・亜細亜大、この時点で超マンセー大健闘である。 しかも振り返って考えてみると、亜細亜大の粘りの走りはこの5区だけではなく、1区から4区までの全員がそれをしているのだ。例えば2区なども、抜かれて少し差のついたモカンバについていったし、全然エース負けをしなかったところが凄い(゜ーÅ)
もう一人は法政。この大学は往路で微妙な注目のされかたをされていたため、目立って映されたシーンも無かったが、この5区の快走振りは賞賛に値する。とにかく地味に一人で走り続けていたようだが、ゴール時に気がつけば東海、亜細亜が抜き去った日体大に6秒まで迫るという追い上げ。区間3位だった。
そして最後の一人は・・・
・・・・実はこの5区の区間賞は、中井ではない。
では、誰が取ったかというと・・・・・・・・!

キ、
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!
そう、なんと学連選抜のロボットが取り去ったのであったーー!!!!
本当にあのロボット君・・・いや、鐘ヶ江君の激走は素晴らしかった。序盤から口を縦に開けたまま走り続け、終盤になってもその口の開き具合は同じ、表情も変わらずのゴールであったー! 正直最初日テレバイク車が、この選手を映し始めた時は「こんなオープン参加のチーム映すな!ヽ(`Д´)ノ といった感じだったのだが、終わってみればこの選択は激しくグッジョブだったということだッ!!  いやマジ、卒論も頑張ってください>鐘ヶ江氏

それから残念なのは、やはり大東の馬場の脱水症状大ブレーキ。中井VS馬場のスペシャリスト同士の直接対決が見れるか、と4区終了時に思ったものだが、馬場はやはり体調不良だったようで・゚・(ノД`)・゚・
最後の数百メートルでも早稲田に抜かれていたが、よく頑張ってゴールしたものだと思った。ただ91年の早稲田の櫛部(2区)に比べたら、まだ眼にも生気が感じられたので、あれ程の心配はしなかった訳だが・・・。

それにしても早稲田・・・  ああ、早稲田・・・・

結局本日は城西と大東の2校を抜くシーンがテレビで映された訳だが、一つは道を間違えたのを見計らって抜き、もう一つはフラフラになってどうしようもない男を抜いたわけか・・・  
つくづく損な役回りをする大学、早稲田・゚・(ノД`)・゚・・゚・(ノД`)・゚・



そして明日の総合順位の予想
1位;駒澤
2位:法政
3位:東海
4位:日大
5位:日体大
6位:中央
7位:亜細亜
8位:順天堂
9位:大東
10位:中央学院

近年、往路で3分半差をつけた大学は皆無。しかし今年はそれが起き、しかも駒澤。 ・・・・しかも選手層の厚すぎる駒澤。残念だが、95%総合優勝だと思われる(つд`)
東海も中井のリードは守りそう・・・しかし、少しは波乱も起きないとつまらん! というわけで、復路選手全員が29秒台という、法政が2位と予想です。日体大もそこそこの選手層で上位に終わる。ここまではシード確実。
日大も新人パワーで、なんとか上位にのし上がると思うんだが・・・ 昨日の流れを引き継ぐことも滅茶苦茶ありうる。
中央は野村が5人ほど抜くのでは? その後も選手層が厚いので、6位は射程圏内すぎる。
亜細亜は悪いが全く予想できん。ただ、昨日の流れを引き継ぎそうって感があるので、少し高めの7位にした。
順天堂は、復路に多くの有力選手を残している大学の一つ。この辺りが打倒か
大東も、復路の選手層においては駒澤を超える厚さ。16位→9位は可能。
中央学院は、まぁそこそこの選手層で堅実10位程度。
神大は、またしてもどこかでブレーキが起きる気がしてならぬ。本当にならぬ。トイウワケデ、カナリオトシテ11位ダトオモイマス

では明日!