僕の事件簿 出会い編

  *運命の出会い
   2001年8月27日前々から犬が飼いたかった私は、旦那様に頼んでとあるペットショップに連れて行ってもらった。なれないPCで調べたはじめて行ったペットショップだった。こじんまりとしてとても綺麗なお店で、正面のケースの中に沢山のワンたちがいた。はじから丹念に見ていく...やっぱりダックすが多い、このとき一番の人気だった。みんなと同じが嫌いな私はダックスはやめよう、それに毛の長い子もやめよう、なんとも自分勝手な考えだ。そんな中で大きな垂れた耳とプックリとしたお腹がとても可愛い子がいた。この子が好い、このこと一緒に..と思った時昔のことを思い出した。それはまだ結婚する前の事だ。中学生の時から飼っていたワンの事、彼女は20年という間私と私の家族に幸せな時間をくれた。とても賢い子で人間の言葉がわかる、いつもそう思わせてくれる子だった。そんな彼女を失った時の悲しみは想像以上苦しい物だった。もうあんな思いはしたくない、この子も必ず私を残して逝ってしまう、やっぱりあきらめようそう思った。そんな私の気持ちを知らずに、旦那様はどんどん話しを進めている。いろいろと理由をつけて断ろうとしたけれど、結局旦那様はこの子を連れて帰ると決めてしまった。そんな私達にペットショップのオーナーは、育て方や注意する事などをゆっくりと説明してくて、不安な事があったら24時間何時でも電話をしてくださいと携帯の電話番号を教えてくれた。そして何の用意もせずに犬を飼うことを決めてしまった私達にこの子犬と一緒にサークルやトイレシーツなど必要な物をすべておまけでつけてくれた。こうしてこの子は私達夫婦の子供となった。
  *僕...はげちゃったぁ
   

私達はこの子に"こーぱ"と言う名前を付けた。
2.3日してなんだかこの子は凄く毛が抜ける...夏の終わりだからあまり毛は抜けないのでは??と不思議に感じていた。フローリングの床に沢山毛が落ちている。そう思いながらも、食欲旺盛で元気に走り吠えまくっている こーぱ を見て何の心配もしていなかった。ところが5日目あたりにブラッシングしてみようと思ってわき腹のあたりをよくよく見ると地肌が見えていた。絶対おかしいどうしたんだろう、どうしていいかわからなかったのでとりあえず休みの明日ペットショップの人に見てもらう事にした。
ショップについて こーぱ を見てもらう...オーナーがすぐに一緒に病院へ行きましょう、オーナーの知っている病院に連れて行ってもらった。もしかしたらアカルスかもしれないと言われ皮膚を削って検査をした。でも結果は陰性、とりあえず抗生剤と痒み止めを飲ませる事になった。心配でたまらない私達を見てオーナーは必ず治して見せますから安心してください、明日また病院に連れて行くから自宅まで迎えに行きますと言ってくれた。
次の日約束どおり こーぱ を病院へ連れて行ってくれた。院長先生が電話で直接病状の説明をしてくれた...原因不明の抜け毛、とにかく様子を見ましょう...と定期的に病院へ通う事になった。ショップのオーナーはもう一匹のビーグルと交換しましょうか?といってくれたけれど、私達はもう こーぱ を手放せなかった。オーナーは必ず責任を持って治しますと約束した通り、こーぱ の通院とその費用を全額出してくれた。
でもなんではげちゃったの??  実は後からわかった事だけれど、環境の変化でかなりのストレスがたまったみたいだった。何のことはない3週間もしないうちに綺麗な毛が生えそろった。そして こーぱのワクチンの為に病院に連れて行った。はげになった時初めて見てもらった女の先生がいた。すっかり綺麗になった こーぱ を見て同じ犬とはじめはわからなかったらしい。でも今でもショップのオーナーさんには感謝でいっぱいです。

  *僕...はげちゃったぁ パート2
    それから少ししてからまたこーぱの身体に異変がおきた。ほんの小さな円形脱毛...心配になりまた病院に行く。ノミに食われたんでしょうとお薬を塗ってもらった。その部分はすぐ治ったのに、また他の部分にはげができた。少しお腹もゆるいし、どうしたんだろう...また病院へ行く。もしかしたらアレルギーかも知れないと言われ、すぐにフードを変えるとお腹はすぐに良くなった。でもはげはすすんでいる。何度も検査しているうちにとうとうアカルスがでてしまった。先生から長期治療と、どんどんすすんでいくはげは覚悟してくださいと言われた。そしてやせ細ったこーぱを見て、ご飯が少なすぎます、今の2倍はあげてくださいときついお叱りを受けた。私達は成長していくこーぱのご飯の適量がわからなかった。そして部分的に薬浴をするようになった。ところがご飯を増やしてぶくぶくと太りだしたこーぱは、見る見るうちにはげを治してしまった。栄養不良による免疫力の低下だったらしい。ぷくぷくのこーぱははげていたことすら感じさせない綺麗な毛並みのびーちゃんにもどった。この二つのはげ事件の為にこーぱの小さい頃の写真があまりない...ちょっと寂しいです。

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