"あんにん"がやってきた
今日から我家の娘です。
2003年12月22日月曜日、私達はこーぱのお散歩と朝ご飯を何時もより早く済ませ、チャッピーママの自宅に向かった。心配していた渋滞もなく予定通り着く事ができた。チャッピーママと４頭の子供達が元気よく私達を迎えてくれた。この時点で1頭の子供が新しい飼い主さんの元へと旅立っていた。時間の立つのも忘れてしばらくは元気な子供達と楽しい時を過ごした。そして4頭の子供の中から1頭、連れて帰る子を選ぶ事になった。こーぱに似ている子が好いな、でも一番似ているのは男の子だった。獣医さんにも相談したけれど、もしも男の子にするならばこーぱの性格上後からきた子を去勢したほうがいいと言われていた。里親さんになってくれる人の中で男の子を欲しいという人がいたので、手術が必要ならば前から欲しかった女の子にしょうと思っていた。３頭の女の子の中で、前回訪問した時から気に入っていた首に赤い紐のついている子供を選んだ。それからご飯の種類や量、時間など色々と今までの生活パーターンなどを教えてもらった。そしてチャッピーママの目を盗むようにして、この子犬を家の外へと連れ出した。大切な子供を奪っていくことに少し心が痛んだ。大切に大切にそして元気に大きく、愛情いっぱいに育てるからねとチャッピーママに心の中でそう思った。
私達はこの子にすぐに　あんにん　という名前を付けた。あんにんは車の助手席に座る私のひざの上でずっとピーピー泣きつづけた。生後59日目まだワクチンが済んでいないので、自宅に向かう前にいつも通っている獣医さんに向かった。そして検診を受け、ワクチンの接種を受けた。心配していたショック反応もなく一安心．．．でも　あんにん　はまだピーピー泣いていた。そしてとうとう自宅に着いても泣きやまなかった。大丈夫今日からここが　あんにん　のお家だよ　心配しないで、何も怖い事なんかないからと　あんにん　に言いつづけた。でも　あんにんは　生後59日、こーぱが我が家にきたのは60日、ほぼ同じ日数なのに、あんにんの体重はもう3．04㎏、こーぱは２㎏だったから将来きっとこーぱよりも大きくなるだろうな、抱っこしてもずっしりと重いあんにんを見てそう思った。
辛い隔離生活が始まった。
あんにんのワクチンがまだ終わったばかりなので、しばらくの間安全の為にこーぱとの隔離生活をすることになった。リビングの脇にある和室にあんにんのお家を作った。ケージにそしてその周りにサークルを張り、その脇に布団を敷いて、あんにんとの生活が始まった。家の外から帰ると手を洗い洋服を着替え和室に入る、大変な生活だった。何もここまでしなくてもと思ったけれど、いろんな病気がある、それにこーぱは公園でいろんな子達と遊んで接触をする。こーぱはワクチンをしているから大丈夫、もちろんお友達のワンもワクチンはしているけれど、いろんなワンが来る公園だから知らない子も当然いる。足の裏に付いた土から病気が出る事もある、チャッピーママに大切に育ててもらった娘を危険にさらす事はできなかった。もしものことがあったら、そのもしもがあっては困る．．．万全の対策をとった。
あんにんは我が家に来てから2日間ご飯をほとんど食べなかった、少し食べてもすぐに戻してしまう、お腹の調子も良くなかった。心配になってすぐに獣医さんに連れて行った。小さいからだから血を抜いて検査．．．ごめんね　あんにん　大丈夫だから．．．検査の結果は何の異常もでなかった。環境の変化によるストレスだろうと言われた。少し痩せているからと先生がその場で缶詰のフードを出してくれた。お腹がすいていたんて゛しょう、ガツガツと食べ始めた。そしてしばらくの間好んで食べた缶詰のフードにすることにした。我が家にきた時3．04㎏あった体重が3．00㎏まで減っていた。私がご飯を食べないビーグルを見たのがこの時がはじめてだった。そして今のところ、これが最後のこととなっている。
この隔離生活は約1ヶ月続いた。その間寂しい思いをしながら辛抱強く我慢してくれたこーぱにも感謝の気持ちでいっぱいです。

元気に成長していくあんにん
ご対面の時がやってきた。
あんにんが我が家に来て4週間、2回目のワクチンを接種することになった。元気に成長したあんにんを見て先生から今日から隔離をといてこーぱと一緒の生活をしてもいいとお許しが出た。なんとこーぱとあんにんの対面は獣医さんの診察台の上となった。こーぱは戸惑いを隠し切れなかったけれど、あんにんはもうしっぽがちぎれるほど振り続け、喜びを表現していた。
この日からあんにんはこーぱのストーカーとなり、こーぱには厳しい育児生活がはじまった。パパとはわかっていないだろうけれど，こーぱはあんにんに何をされても我慢．．．素敵なパパとなっています。がんばれ　こーぱパパ　♪

がんばって我慢の育児をしているこーぱと何でもアリ??のあんにんです
　

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