僕の事件記録−お見合い、チャレンジ編

僕のお見合い

  こーぱが10ヶ月にななった頃、私達はもう一匹犬を飼おうかなと思い始めた。共働きの我が家でこーぱは独りでお留守番する事が多く、いつも寂しい思いをしている。そのためかお留守番の後は家中がめちゃめちゃになっていた。それにこーぱはおとーさん子で、私の言う事をまったく聞かない子だった。家に二人でいても一緒にいる事がない...もっと一緒に過ごせるワンが欲しい、そんな思いもあった。
一番最初に考えたのはこーぱにお嫁さんとして、もう一匹迎える事。次に同じブリーダーさんからこーぱに似た子を探す事だった。そしてもうひとつ、お嫁さんを探して、こーぱの子供を産んでもらうことだった。私達夫婦には子供がいない、だからこーぱの子供をと思ったのかも知れない。その日からお見合い相手を探す日々が始まった。公園で色々とワン友達に声を掛けて、それにネットでお嫁さんを募集した。そしてチャッピーちゃんという女の子にめぐり合った。メールで写真を送ってくれた。もったいないくらいの美人の女の子だった。私達は人目で気に入ってしまった。そして2002年5月のはじめに近所の公園でお見合いする事となった。こーぱを気に入ってもらえるだろうか、相性はどうだろうか、とてもとても心配だった。けれど何とか無事に成功した。後はヒートを待つばかりとなった。

会ったばかりなのにとてもラブラブな二人です

美人のチャッピーちゃんにこーぱはずっと笑顔
その後...
 こーぱにお嫁さんがきまったあと、念のためにもう一度かかりつけの獣医さんに相談した。お見合いの前にすでに健康診断は済ませてあったのだが、一応交配しても大丈夫かどうか見てもらった。結果はGOサイン本当に後はヒートを待つばかり...でもチャッピーちやんはお見合いの前にヒートがきたばかり、半年は待たなくてはいけない。次は10月頃と聞いていたのだが、まったく連絡がなく、もしかしてふられちゃったのかな??とあきらめかけた12月の末にヒートがきたと連絡があった。さぁ、こーぱがんばれ!!
僕の交配奮闘記...チャレンジ編
 2003年1月のはじめ、いよいよがんばる時がきた...と言っても一番がんばっているのは私だった。色々と交配経験のある飼い主さんに話しを聞いて準備OK。後はこーぱのやる気次第となった。チャッピーちゃんの飼い主さんの希望で、交配日程と二匹とも初めての交配だったので2回のチャレンジと決めた。
一回目当日、チャッピーちゃんは遠くからわざわざ車で来てくれた。こーぱははじめからのりのり、チャッピーちゃんを追い掛け回していた。あまりのしつこさにワンと一声吠えられた。一瞬ひるんだがまたすぐに追いかけ始め、だんだんいい雰囲気になってきた。さぁがんばれ!!と思った時、こーぱが起用に両手を使い初めてのりのり状態になった....がしかし場所が違う、あえなく一度目は失敗となった。それから数十分後また再チャレンジ、今度はしっかりはまっている。もうすこしでロックがかかるそうすれば成功だ...と思った瞬間こーぱは腰をひいてしまった。いわゆるそとだまというやつだった。でもしっかり入っていたし、今日はここまでと言う事になった。チャッピーちゃんは凄く疲れた様子で、もうおねむ状態だった。二人が帰った後こーぱの身体を見ると凄い血まみれだった。綺麗に身体を拭き、大事なところもキチンと洗ってみた。もう言うまでもなく、大事なところも血まみれだった。数日後2回目のチャレンジの日がきた。お互いの仕事の都合もあり、朝一番で交配する事となった。今度は私達がチャッピーチャンのところに行った。さぁ今度はがんばれ!!と意気込み十分の私だった。しかしやっぱり前回と同じように2回ともそとだまとなってしまった。時間もまだ有るしもう一度チャレンジさせたいとチャッピーちゃんに頼んだのだが、チャッピーちゃんはのりのりでこーぱを追いかけてくれるのに、当のこーぱは知らん振り、勝手に独りで遊び始めてしまった。残念だけれどもうあきらめるしかなかった。1ヵ月後、少ない望みを掛けた結果も失敗に終わってしまった。そして次回のヒートでまた交配しましょうと約束をした。
ちょっぴり大人になった僕
 チャッピーちゃんと交配した後多分こーぱは成功した気分となっていたのでしょう、急に大人っぽくなり始めた。と言うより無邪気な子供の部がすくなくなり、落ち着きを保てる子になった。知らないワンに吠えられても知らん振り、なーだあいつ、ふん!!なんて感じの顔をする。それに女の子に対する好みもでてきた。今まではだれかれかまわずヒートの前と終わった後の少しでもいい臭いのする子を追い掛け回した。でもたとえヒート中であってもちょっと好みじゃないと知らん振りをする。今まで考えられなかった行動だった。でもこれが好みのタイプだともう制御不能になってしまう。こんな時はお散歩中止、抱っこで帰宅となってしまうのです。でもまだまだ無邪気な子供のままでいて欲しかったな。

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