大変大事件発生!! あんにんが行方不明に...。

 

 事件が起きたきっかけは、私達があんにんにリードをつけていなかったからなんです。大丈夫何時もちゃんとそばにいるから、必ず戻ってくるから、なんてそんな油断から大切な愛犬をとても危険なめにあわせてしまったんです。この事件以後,あんにんからリードをはずす事はなく,遊ぶ時にはロングリードをつけています。
 でも本当はいけないんです、ノーリード。こんな危険な事が起こる前にキチンとマナーを守るべきでした。そんな私たちに対する教訓だったのかも知れません。馬鹿な飼い主の馬鹿な行動...そのものなんです。
 2005.11.7 夕方の公園でのお散歩で事件が起きてしまった。
何時ものように命のボールを追いかけ走り回っているあんにん,とーさんの投げたボールを拾いにいった時,地面に落ちていたものを拾い食いしてしまった。その前にもお菓子を食べてしまったこともあって、とーさんがもの凄くあんにんを叱った。その怒り方が何時も以上に怖かったらしい、しっぽがダランとたれウロウロとしていると思ったら、そのうちしっぽを巻いて怒っているとーさんからドンドン離れいてく。追いかけるとーさん,でもあんにんは怖くてドンドン走っていく。そしてとうとうあんにんの姿が視界から消えてしまった。
大声で呼んだけれど見つからない。公園の外はすぐに大きな通りがある、もし外に出てしまったらもうだめ!!車にひかれてしまう。とにかく、とにかく捜さなくてはいけない、何とか何とかしなくちゃいけない。体中から汗が出て、手足が震えて...とても正常ではいられなかった。
 それでも一緒にいたお散歩仲間の人たちが捜してくれているのを見て、何やってるんだろう!!捜さなくちゃ!!と我に返った。とーさんは一人ずっとあんにんを捜しつづけている。とーさんと反対の方向にこーぱを連れて捜しに行く。でも怖くて公園の外に出られない、もし道路に横たわるあんにんがいたら...そう考えるだけで胸が痛くなり、一歩も前に進めなかった。
私と一緒にいたこーぱは当然状況を理解できるわけもなく、普段歩かない公園の花壇のなかや細い路地、ビルの外の通路を歩いているもんだから、マーキングしたい!! う〜んもでる!! なんて好き勝手な事をいってくれる。そんなもんいつでもできるんだから我慢してよ〜っ、今大変なんだから!!なんて通用するわけがない。
とにかく名前を呼んで捜すといきなり飛び出てきて車に惹かれてしまうかも...と思い無言で捜しつづけたけれど、結局こーぱのう〜んをさせにいったみたいだった。
 気が付くともう真っ暗になっていた。これでは明かりがないと捜せない,いったん行方不明になった公園の広場に戻ってみた。とーさんはまだいない,まだ捜しているんだろう。そしてあんにんも戻ってきてはくれていなかった。とにかく真っ暗、捜してくれているみんなもまだ戻ってきていないみたい。
この時点でもうだめ!!と完全にあきらめた私、それでもとにかくいったん家に戻り,懐中電灯と自転車を持ってこよう!!とにかく一度家に戻るからとそばにいる人に伝え、とぼとぼ歩いていた。
そしたらお散歩仲間の1人が真っ暗な広場を指差して、あそこにいるのあんにんちゃんだと思うんだけど....私が呼んだら逃げちゃうと困るから呼んでみて!!と言われた。真っ暗で何も見えないけど,なにやら赤いものがチラチラ動いている。とにかく大声であんにん!!あんにん!!と呼んでみた。そしたらものすごい速さで赤いものが飛んでくる、そして私に抱きついた。あ〜っ あんにん、あんにんだ!!よかった、よかった,その瞬間にもう涙があふれ出ていた。とにかく大丈夫??何処も痛くない??どこか怪我はしていない??ごめんね、ごめんねあんにん,とっても怖かったでしょう....本当に無事でよかった、帰ってきてくれてありがとうね、あんにん。
しばらくの間、捜してくれているみんなに御礼も言わず、ただただあんにんを抱きしめる事しか私にはできなかった。そしてあんにんが戻ってきているのを知らずに広場に帰って来たとーさん、いない!!見つからない!!大声で私に叫んで走ってくる、とってもあせっている。見つかったよ!!と大声でいったけどまだわかっていないみたい。そして走ってきたとーさん、あんにんが私に抱かれているのを見てやっと理解できたみたい。怪我はしていない??と聞かれて暗いから良くわからないけど,血も出ていないし走ってきたから大丈夫だと思うと言った。それを聞いたとーさんの目には涙が浮んでいた。
あんにんは公園の外に出ていた、色んな所で目撃されていた。おやつを使って呼んだれしてくれたけれど,怖がって逃げてしまってつかまらなかったと言う。とにかく公園に戻るように追いかけて自力で公園に戻るようにしてくれたと言う。真っ暗だったけれど、着ていた真っ赤なTシャッで目立っていたと言う事だった。
とにかくみんなにお礼を言って、あんにんはとーさんに抱っこされて家に戻った。すぐにトイレにかけ込んだあんにん、大量のチッチをしてくれた、よっほ゜ど怖かったんでしょう...行方不明になった2時間近く、トイレもできなかったんだね。とにかくゆっくり休んでね あんにん もう大丈夫だからね。


恐怖と疲れでぐっすりのあんにん


あんにんを守ってくれたCCPERSの真っ赤なTシャッ

次の日、また夕方同じ時間に公園に行き、動揺していてキチンとお礼を言えなかったので、改めてみんなにお礼を言って周った。無事に無傷で帰ってきてくれたあんにんにみんな喜んでくれた。
この後,あんにんの恐怖心はなかなか消えることがなく,吠えつづけてしまったり歩かなくなったりと心の傷はなかなか取れませんでした。
でも 本当に無事に帰ってきてくれてよかった。本当に本当にごめんねあんにん、もう二度とこんな思いはさせないからね。たくさん心配をかけ,ご迷惑をかけてしまった皆様 本当に申し訳ありませんでした。

 

 

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