僕が一番...大きくたって喧嘩を売るぞ!!

 2005.4.4 朝から降っていた雨も夕方にはやんでとっても良い天気になった。何時ものようにお気に入りの木場公園にお出かけです。何時もと変わりなくボールを追いかけ走り回るあんにん、お仕事マーキングをしっかりこなすこーぱ、本当に何時もとおんなじ風景だった。
 事件はそんななかでおきたのだ。探索マーキングを終えたこーぱ"僕もボール"とボール遊びをするとせがんだ。あんにんがそばにいるとボールを取られてしまうので、あんにんをとーさんに任せてほんの少し離れた場所でボール投げをすることにした。
何時もと同じ ボールを投げる⇒走ってとりに行く⇒少しカジカジ⇒走ってもってくる⇒おやつをGET と繰り返し、途中で時々マーキングするのがこーぱのパターンなのだ。
 そのときは突然やってきた。こーぱがボールを口にくわえ私のほうに戻ってきているとき、知らないゴールデン君がやってきた、もちろんリードをしている。ゴールテ゛ン君はちょっと大きめでしっかり玉つき、ちょっとやばいなぁと思っていると、後ろでとーさんが"こーぱを捕獲しろ"と私に言った。その声に気をとられゴールデン君なら大丈夫と一瞬リードをつかむ手が出遅れた私、そしてついに事件はおきてしまったのだ。
 何時もおっとりどんくさいこーぱなのに、このときはとっても速かった。大きなゴールデン君に戦闘態勢!!ワンワン吠えまくり飛び掛っていってしまった。その勢いに戸惑い大きなゴールデンくんと喧嘩をしているこーぱを止める事ができなかった....本当は大きなゴールデン君がとっても怖かったんです。とーさんに助けを求め、喧嘩を売りまくって興奮しているこーぱをやっと捕獲してもらった。とりあえず少し離れた所に連れて行きおすわりをさせたけれど、興奮しているのかハァハァ息がまだ荒い。こーぱをとーさんに任せ、ゴールデン君と飼い主さんにひたすら謝り怪我がないか確認してもらった。幸いにも怪我はなかった...本当にゴールデン君すみませんでした。
ほっとしてこーぱのもとにもどり、お友達と仲良くしないとダメ!!お仕置き...なのにしきりに耳をふるこーぱ、そしてなぜか私のめがねのレンズに何か...あれれ?? 何これ?? ガ〜ン...もしかして血ではないのぉ??!!  大変、こーぱは怪我をしている、傷は何処??!! なんて探すまでもなく右の耳から大量の血がドクドク流れている。こんなに血が流れるほど大変な怪我をしているのに、キャン!!の一言も言わず向かっていってくれるとは本当に玉つき男の子は怖い...こーぱの強気が怖い。この状態でもまだ戦う意欲満々のこーぱ、本当に怖い。とにかく早く病院に行かなくては...でもこんなに出血しているんじゃ何時もの病院では遠すぎる。家に帰りこーぱを自転車に乗せ近くの病院に急いだ。
 何が何だかわからずあせりまくっている私とは対照的に自転車の籠に乗ったこーぱはマーキングがしたいから歩くといったり、出血しているのに耳を何度もふってたくさんの血を振りまいてくれた。そしてこんな時でもあんにんもこーぱといっしょに行くと自転車の後ろの籠に乗ってくれていた。
とにかくやっとの思いで病院にかけこんだ。"耳を怪我したんです自分で喧嘩して、でも血が止まらなくて...傷口も出血でどのくらいなのか全然わからないんです"と受付のおねーさんに訴えた。そのあせりまくった私の姿のためかこーぱはそのままおねーさんに抱かれ診察室に行ってしまった。気が付くと診察室には他のわんちゃん...こーぱのためにみんな中断して待ってくれていた。そして私の着ていた服、もっていたカバン、そして両方の手は血まみれになっていた。やっと少し落ち着きを取り戻した私、ついてこなくても良かったあんにんもとーさんといっしょにとりあえず座ってくれていた。
しばらくすると診察室に呼ばれた。先生がこーぱの耳の傷を見せてくれて、『この裂けた部分を縫いました。幸い傷は貫通していません、痛み止めと化膿止めの注射をして後は飲み薬を出します。明日も消毒に来てください。』との事だった。待合室に戻り、待ってくださったわんちゃんと飼い主さんたちにお礼を言っておとなしくなったこーぱに"ごめんね、かーさんがちゃんと見てあげなかったから怪我しちゃったんだよね、でもお友達とは仲良くしようね。そうしないともう公園にはいかれなくなっちゃうよ"と言った。


垂れ耳なので黴菌が入らないように大きなバンソウコウでカバーしてもらいました、ちょっと重そうです


やっぱりお疲れ...??
 お薬のせい....??
病院から戻るとぐったり 痛いのかも??

家に帰ってきてから言うまでもなくとーさんに散々怒られた私、ボール遊びをさせたいからといってリードをつけていたけれど手にもっていなかった...ノーリード状態だったし、自分も怖いからと言って大切な愛犬を守る事ができなかった....耳だけ、これくらいの怪我ですんで本当に良かった、相手に怪我をさせる事もなかったのだから。ちょっとだけだから大丈夫と思ってリードを持っていなかった事、きっと喧嘩はしないから大丈夫、なんてその気のゆるみがこーぱの怪我となってしまった。
次の日病院に行って耳の消毒をしてもらう、大きなバンソウコウをはがすのが痛かったらしくこーぱはかなり不機嫌になってしまった。それでもなぜか病院大好きのこーぱ、きちんと消毒をしてもらって、また大きなバンソウコウをつけ注射をうって貰ってくれた。怪我から1日なのにもう傷口は完全にくっついていた。恐るべしこーぱの回復力なのだ。このまま順調に行けば1週間後に抜糸できることになった。
2005.4.11 事件から1週間がたった。
順調であれば今日で抜糸、治療が終了してくれる。夕方病院へ...傷口はもう完全にふさがっていて化膿している様子もない。パチンパチンと糸を切ってピッとひっぱり消毒をして終了です。あ〜っやっと終わった"大きなバンソウコウが重くて大変だったでしょこーぱこれでお終いだよ"本当に安心できた瞬間だった。でも今までバンソウコウで隠れていたけれど治療のために剃ってしまったお耳の毛や縫った傷口,やっぱり痛々しい。とーぶんこの傷を見ながらの反省の日々が続きそうです。


わかりづらいけれど抜糸後の傷跡


治療後のこーぱちょっと不機嫌

今回の事件...ほんの一瞬の出来事だった、ボール遊びをするためにほんのちょこっと手からリードを離した。そのちょこっとが悪かったのだ、言うまでもなく次の日からはロングリードをつけ、周りにわんがいないことを確認してからボール遊びをすることにした。本当にご迷惑をおかけした皆様すみませんでした_。
そしてこーぱ本当にごめんね、もうこんな事のない様ににしっかりするね  かーさん。
 

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