*美術館へのご意見・ご感想などを紹介!


No.31/2006.3
ワ ー ク シ ョ ッ プ 参 加 感 想
今年 1月に行なわれた『冬休みワークショップ』に親子で参加の、くぼゆうき君とこじますみかちゃん・ももかちゃん・ちやこちゃんのお母さんへ電話などで当日の感想を聞いてみました。概略をご紹介いたします。

 ● くぼ ゆうき君のお母さん ●

 人数や時間はちょうど良かったと思います。りんごのデッサンということで、普段何気なく見ているものを観察できたのは良い経験でした。子供にじっくり物を見る力がついて良かったように思います。そして「りんごのまるかじり」もおもしろかったです。
  少し残念だったのは、高校生ボランティアの方がまとまって坐っていて、子供と子供の間にいなかったこと。教えてくれる人が隣にいて、その方から気軽にアドバイスなど聞けたら良かったと思います。それと、作品を発表しつつ「こんなところに苦労した。」とか「この部分が良くできたと思う。」などといった子ども達の感想を言い合う時間があるともっと楽しかったと思います。
  今後は参加者全員でひとつの作品を仕上げるというようなワークショップも開催されると、美術館に集まった意味があると思います。全体を通しては親子でとても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。


 ● こじま すみかちゃん・ももかちゃん・ちやこちゃんのお母さん ●

 「りんご」という1つの題材を形を変化させて2通りの絵を書いたことがユニークで楽しかったです。図工の時間でも鉛筆 1本で描くということは経験がなかったので、いいきっかけになりました。子供達も「絵の具やクレヨンなどを使わず鉛筆1本でりんごを書くのに自分で工夫したところがおもしろかった」「りんごをかじってかいたところが楽しかった」と言っていました。鉛筆の削り方に触れたことも子供達にはとても新鮮でした。また鉛筆の使い方の説明なども「速く…遅く…」など丁寧でわかりやすかったです。「りんご」の題材は身近な物で、食べれたことが嬉しかったようです。まさか、りんごをかじるとは思っていなかったようです。あっという間に終わってしまったという感じがしました。
  これからも子供に絵を書くことの楽しさを心で体で感じて欲しいので色々なワークショップに参加してみたいです。色々な物を書いたり、作ったりそういう経験の中から「絵」っていいな!!と思ってもらえたらと思っています。

 
お忙しい中感想を寄せて頂いて、ありがとうございました。来年度のワークショップにもご期待下さい!


岩 内 の 美 術 活 動 に 寄 せ て ・・・

 昨年の美術協会秋季展は 2、3年前から美協創立50周年の節目に当たると云うことで、いつもの年より幹事会を多く開き、役割を決め知恵を出し合い、意見を交換し、ようやく完成に至ることが出来たことに充足感を覚えたのは私一人だけではなく会員諸氏の思いであったものと察します。設営会場が文化センターの大ホールとホワイエという素晴らしい場を貸して頂けたことも嬉しかったです。日頃の勉強の成果を同時に発表できた絵画サークルの皆さんも大満足であったと思います。
 会場設営で思い出されるのは、以前の岩内町公民館時代のこと。例年の通り年2回の発表会のたびに公民館ホール一杯にパネルを立て、倒れないように舞台の下から木材を引っぱり出し釘を打ちカギザキのある布を張り、画を掛けた頃のことが懐かしいことのひとつです。
 現在では 木田金次郎美術館 の一室を提供して頂き、静かな環境の中で鑑賞することが出来、ありがたいことと感謝しています。このような恵まれた状況の中で思いのまま絵が描けることは素晴らしいことです。感性を磨き楽しい作品を、と心がけなければと考えるのです。今後もみなさまにはいろいろとご指導頂くことがあると思いますが、よろしくお願い申し上げます。

岩内美術協会副会長・絵画サークル指導員 M.K

美 術 館 へ 行 こ う !

 先日、「ママといくはじめての美術館」というテーマで中村淳子さんの講演を聞く機会がありました。その中で特に印象に残った事があったのでお話しします。
  私は子どもの時から絵に興味があり、今でも油絵を描いています。美術館へもよく行く方です。絵をみる事が好きですから、様々な絵を観ます。自分の好きな絵を探しながら、観ています。
  中村さんが言うには「美術館」へ行く理由が二つあるそうです。
  一つは日常生活では味わうことの出来ない空間にいると、五感が刺激され、リフレッシュされること。
  二つ目は私が特に心動かされた事ですが、ほんものには力があるということです。温度がある。質感、重さ、息吹、歴史、そして、魂があります。自分が立っているその絵の前には、かつて、それを描いた画家が絵に魂を吹き込みその精神が呼吸しています。まさにそのことを体験したことがありました。私が学生時代、セザンヌの模写をしたことがありました。画集を何時間もみて、忠実に描きました。そして 20年後にその絵の本物を観ることが出来ました。その時「あっっ」と心の中でさけんでいたのです。まさに中村さんが言っていたように本物には温度があったのです。魂がありました。
  絵画は楽しく、不思議で、荘厳であり、時には苦しく悲愴であったりします。楽しくワクワクするものだけが、美術ではないことがわかります。

  美術館には作品たちの薫りやささやきが聞こえます。それを味わえるのは美術館へ出かけた人だけなのです。もちろん木田美術館にもそれがみちあふれています。

M.T

中村淳子 ・・・つなぐNPO「観客の学校」講師 同福岡校代表
  「芸術的センスを磨くことは抽象能力を高め、本質を見極める眼力を養う」「観ることは、もっと創造的な行為」「芸術は遠回りする近道」などを機軸に、21世紀のインフラとしてのアートの意識整備と、特に子どもたちのための美術教育の可能性として、ニューヨーク近代美術館の鑑賞法VTCをベースにした、美術館でふたつのソウゾウリョク(創造力・想像力)を育む方法「ママといくはじめての美術館」を提唱。幼いお子さんを持つおかあさんを対象に、レクチャーを実践中。
     「つなぐNPO」ホームページ    http://www2a.biglobe.ne.jp/~yamaiku/   より

   
(講演時にいただいたカード)

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