「はぁ〜、」
何度目かのため息の後、餞別用にと作り続けていた機械鳥『トリィ』の最終メンテナンスが終了した。
「トリィ!」
元気よく一声鳴くとメンテナンス台の上で羽根をばさつかせている。
「・・・はぁ、」
止めどなくでるアスランのため息に、トリィが小首をかしげてのぞきこむ。
「明日で、しばらく会えないんだよなぁ・・・」
トリィを渡したときの喜ぶ顔を早くみたいと思う反面、明日なんて来なくてもいいのにと思ってもいる。
次に会うのが何時なのか、約束も計画もしていないが、永遠の別れにする気は微塵もない
「あいつはすぐに泣くから、僕の代わりにそばについていてやってくれよ。トリィ」
「トリィ!!」
「それから、」
つんつんとトリィの頭を指でつつく。
アスランを見上げたトリィのくちばしに唇を寄せる。
「これが、キラの涙を止めるおまじない。」
とんとん、と唇でトリィのくちばしをつつく。
またもや小首をかしげて、今度はトリィがアスランの唇をくちばしで軽くつついてくる。
「そう、そうすると涙が止まるから、ね。」
「トリィ!」
「たのんだよ。トリィ。」
「トリィ!!」
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| アスランだったら、トリィに盗聴器や、超小型隠しカメラなんか、簡単に組み込めるだろう。けど ばれた時が怖いからやらなかったんだろうと思う。でもこれくらいは絶対やってるだろうなぁ。 夢見過ぎです。許してください(汗) |