ドッチ_解説（解き方例①）

解き方例

タテ要素を加えるためヨコ２列だけを取り出した状態で例題を解いていきます。
不明な点は「手掛かり」を参照してください。小さい数字は入る可能性のある数字です。
ドッチを解くうえで最も重要な数字は１と９です。解き始めや詰まったときは１と９を探してみてください。

例題１

上列の中で両矢印がないＢ・Ｄ・Ｉのどれかに１または９が入るが、Ｋ８によりＢに９は入らない。
またＩが９の場合Ｈが８となるが、Ｑ６によりＨに８は入らないためＤ＝９となる。そのＤ９とＣ７からＧ＝８となる。
さらにそのＧ８とＣ７からＡ・Ｂどちらかが６となるが、Ｋ８によりＢに６は入らないためＡ＝６となる。
次にＦ５からＢ・Ｅどちらかが４となるが、どちらが４でも一方が３となりＢorＥ＝３or４となる。そして残るＨ＝２、Ｉ＝１となる。
下列Ｋ８からＪは７か９のどちらかだが、Ａに６が入ることによりＪに７は入らずＪ＝９となる。

例題２

上列Ｃ３からＤ・Ｆ・Ｇ・Ｉのどれかが２または４となるが、Ｇ以外のどれが２でも次に１が続かない。したがってＧ＝２、Ｉ＝１となる。
次にＨ７からＡ・Ｂ・Ｅのどれかが６か８となるが、Ａ・Ｂどちらも両矢印のためどちらが８でも９が続かない。
したがってＥ＝８、Ｆ＝９となり、それによりＤ＝４、ＡorＢ＝５or６となる。
下列で両矢印のないＫ・Ｑ・Ｒのどれかに１または９が入るが、Ｈ７によりＱに９は入らない。
またＰ７からＱ・Ｒどちらかが６か８となるが、ＱはＨ７によりどちらも入らないためＲ＝６or８となる。それによりＫ＝９、Ｑ＝１となる。

例題３

下列Ｋ４からＬは３か５のどちらかで、３の場合Ｊが２となり、５の場合Ｊが６となる。
次にＲ７からＱは６か８のどちらかだが、８の場合９が続かない。
したがってＱ＝６となるため、先ほどのＬ＝３、Ｊ＝２となり、それによりＭ＝１となる。
またＫ４とＱ６の中間にあって両矢印のＮ＝５となり、残るＯ＝８、Ｐ＝９となる。
上列Ｄ６からＡ～Ｃのどれかが５か７となるが、Ｋ４によりＢに５は入らないためＡ・Ｃどちらかが５となる。
次にＦ２からＧ～Ｉのどれかが１か３となるが、Ｇ～Ｉに４は入らない。
またＢ・Ｅどちらも下マスにより４が入らないため、Ａ・Ｃどちらかに４が入りＡorＣ＝４or５、Ｂ＝７となる。
残りで両矢印のないＧ・Ｈのうち、Ｐ９によりＧに９は入らないためＧ＝１、Ｐ＝９となり、残るＥ＝８、Ｉ＝３となる

例題４

上列Ｆ５からＧ～Ｉが４または６となる。まず４とＢ２の中間にあって両矢印のＣ＝３となる。
次にＰ６によりＧに６は入らないためＨ・Ｉのどちらかが６となる。その６に対してＡ・Ｄどちらかが７で、Ｅ・Ｇ・Ｈ・Ｉのどれかが８となる。
そしてその８に対してＡ・Ｄのうち両矢印のないＤ＝９でＡ＝７となる。
それによりＥが１か８のどちらかで、Ｇ～Ｉのどれかが１・４・６・８となる。
下列Ｍ３からＪ～Ｌのどれかが２か４だが、Ｂ２によりＫにはどちらも入らないため、ＪorＬ＝２or４となる。
そしてその４に対してＱ・Ｒのどちらかが５となる。
次にその５とＰ６からＫ・Ｏどちらかが７となるが、Ｋが７の場合、次にどこが８となっても９が続かない。
したがってＯ＝７となり、ＱorＲ＝５or８となって、残るＫ＝９、Ｎ＝１となる。
そしてＮが１となったことにより、上列で決まらなかったＥ＝８となる。

例題５

下列Ｋ６からＪは５か７となる。そしてＭ４から左右どちらかが３で、もう一方が５となる。
Ｊが５の場合はＭ４の右側のどれかが３となり、Ｊが７の場合は左側のＬが３となる。
Ｌが３の場合、残る両矢印のないマスはＮとＲだけなので、そのどちらかが１または９となる。
しかしＥ２によりＮに１は入らず、左側に８がないため９も入らない。
したがってＪ＝５となる。その結果、Ｅ２によりＮには３も入らないため、Ｎは７・８・９のどれかとなる。
まずＮが７の場合、Ｌが８でＲが９となり矛盾する。またＮが８の場合は次に７の入るマスがないため、Ｎ＝９でＬ＝８となる。
その結果、残るマスで両矢印のないＲ＝１となりＱ＝２、そしてＯ＝３、Ｐ＝７となる。
上列Ｅ２とＩ４からＡ・Ｂ・Ｄ・Ｆのどれかが３となるが、そのうちＤとＦはどちらも下マスにより３は入らず、Ａ・Ｂどちらかが３となる。
その３とＥ２から両矢印のないＧ・Ｈのどちらかが１となるが、Ｑ２によりＨに１は入らずＧ＝１となる。
次にＩ４に対してＡ・Ｄ・Ｆは下マスにより５は入らないため、Ｂ・Ｃどちらかが５となる。
Ｂが５の場合はＡ＝３でＣ＝６、Ｃが５の場合はＡ＝６でＢ＝３となる。
そして６に対してＦ・Ｈのどちらかが７となるが、どちらの場合もＤ＝９となり、ＦorＨ＝７or８となる。